そして、どう生きていくのか。



どうしてあの時の自分を、まるでなかったかのようにして生きてこられたのか。

泣いているあの子を。寝られずに、一人涙を流して、耐えていたあの子を。

どう書いたらいいのか分からないけれど、自分に合って続けられる方法がどんなものなのか。 

何もしないよりは、自分人生を前に進められるような気がして、タイピングを始めることにする。
今まではどこか他人の目を気にして、常に完成された、順序だった、完璧なものでないと行けないと思っていた。だから、いちいち完成度を気にして気が重くなって、筆が全く進まなかった。 


でもどうだろう。
誰かの目を気にする必要はあるのだろうか。

そんな事は無い。
自分の思うがままに、思ったことをただ書いていけばいい。
そこに評価する人は誰もいない。そもそも今まで評価する人なんていなかったんだ。
ただ、自分の中にいる誰かの目、多分それは母親の目。
ただただそれを気にしていた。
その女は、とても厳しくて、自分の落ち度やできないところを見つけるのが天才だ。

誰よりも厳しい目を持つ人。
それは、母ではなく、世間ではなく、誰かではなく、怖い仮面をかぶった自分自身。

そう気づくまでの約20年間の歴史。

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