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底知れない不安にもがいていた5年の自分へ③ー婚活やめました。ー

アドバイザーの教え

アドバイザーの方に最初に言われたこと。
「最初は,よっぽどNGでない限り,とにかくOKにして持ち駒を増やす。
 その上で,新しく会ってよりよかった人と入れ替えをして,より良い駒だけを残していく。」

そんなトランプゲームみたいな感覚でいいのかい?と戸惑いました。
しかし,実践することにしました。

なぜなら,結婚相談所で活動するにあたり,
“今までの自分のやり方ではうまくいかなかった。潔くそれは認めよう。ここでは,とりあえず助言されたことには素直に従って実行しよう。”
と決意していたからでした。

アラサー付近に到達し,『結婚=勝ち組』な図式の世界で生きていると,既婚の友人から,あーしたらこーしたらと有難いアドバイス(爆)をもらってしまうことがよくよくよくよくあると思います。
自分を卑下するマインドになっていると,上から言われているように感じて余計自信をなくしたり,惨めになったり。。。

冷静に分析すると,その友人は確かに善意を持って助言してくれていても,所詮は1分の1の体験に過ぎないわけで,それを鵜呑みにしてもなぁ…という気持ちがありました。
しかし,結婚相談所で活動することに決めて,活動場所が変わった。
婚活をビジネスとして提供しているアドバイザーであれば,もう少し分母の大きな,汎用性の高い助言と言えるのではないかと考えました。
素直に耳を傾けず,『でも』,『だって』で言い訳をして,自分を変えることから逃げることしない,まずは一歩踏みだそう。そんな気持ちでした。

教えを実行した結果

活動当初から,紹介のペース,ファーストコンタクトのペースは順調でした。
年齢的にはボーダーライン上の35才,また銀座と撮影した自分史上ピカピカの釣り写真を持っていたことが影響したと思います。
内面は別にして,人とと雰囲気良く接するのは得意な方という能力を最大限駆使し,楽しい時間を過ごすことだけに注力したので,基本,お相手からもOKをもらえました。

結果,どうなったかというと

パンク。わかりやすく。

OKを出し合った方とデートを重ねつつ,新規コンタクトの方とも会い,ふるいにかけていかなければならない日々。元々恋愛上手であるわけではないので,なかなかのストレスです。
自分の時間がどんどんなくなっていく一方,会う人会う人,なんか違うなぁ,本当の自分を出しても受け入れられないだろうなぁ,でも自分を出してNOと言われたらショックだなぁと逡巡する日々。肉体的にも精神的にもきつい。
そして,ある時NOをいただき,はじけました。
“あー,気づいてしまった。ここではきっと会うべき人に会えない。”

時を同じくして,仕事のやりがいが増してきており,仕事中の自分の方が生き生き自分を出せている感があり,自分としては,あまり未練や悩みなく婚活をやめることにしました。
やるだけやって合ってないのが分かったのだから,悔いはござらん。

まとめ

多くの人に“とりあえずホールド”でOKと思ってもらうこと
①打率を上げる効果
自分もいいなと思う一人の人に,同じく一人として選んでもらうこと
②婚活の成功

アドバイザーの方が言っていたのは①の話でした。
確かに結婚だけをゴールとすれば,きっと正しい戦法。
しかし,②に至るためには,結局自分との向き合いもかかせないのだと気づきました。
万人に好かれる必要なんてなく,自分の素を出してもOKな人,相手の素に接してもOKな人,そういう人に出会わなければ,別に自分を押し殺してまで結婚する意味なんてないんじゃないか。

結局無理して自分を演じていても,幸せにはなれない。

それが私自身が当時出した答えでした。

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