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Apple Event感想会(2023年9月12日)


Appleの発表会がありました。
発表された製品の詳しい説明は他のサイトに譲るとして、ファーストインプレッションを書きたいと思います。
すでにiPhone予約の日も終わってしまい、今更ファーストインプレッションかと思われそうな状態ですが。

今年はApple Watch買わず

まずApple Watchから。
無印のApple WatchもApple Watch Ultraも外観に変更はありませんでした。
公式サイトの製品イメージではApple Watchに謎のエフェクトが追加されています。変化に乏しいApple Watchに新鮮味を出そうと工夫しているようです。

片手で操作できる機能が搭載されましたが、AssistiveTouchとほとんど同じじゃないですかと思ったり。
細かい部分が違うようですし、反応の精度も良くなってるのかも知れません。
なにより無印Apple WatchではAssistiveTouchはバッテリーを喰うのでオンにする気になりませんでしたから、バッテリーを気にせずに使えるようになったということで良かったかなと思います。
ちなみにApple Watch Ultraはバッテリーが大容量なのでオンにしていても気になりません。

とはいえ、来年にApple Vision Proの購入に多額の出費が予想される中、去年のApple Watchを持っているユーザーとしては買い替えには慎重にならざるを得ないところです。
ということで現時点では購入を見送っています。

レザー廃止はショックだけど…

Apple Watchに限らない話題ですが、インパクトが大きかったのはレザー製品の廃止です。

正直な話、カーボンニュートラルの話題にはあまり興味がないのですが、Apple製品に使われる素材としてはそれなりに重要な位置を占めていたレザーをAppleが手放したことに衝撃を受けました。

レザーは高級感を演出するのに役立ちますし、大量生産の工業製品においてこれだけ高品質のレザー製品を作っていることは驚くべきことでした。
クラフトマンシップを大事にしてきたAppleのスタンスに大きな変化が訪れたように思います。

レザー製品廃止ということで、Hermèsにも大きな変化が訪れました。
これまで多数のラインナップを展開していたレザー製のHermèsバンドも全廃止されました。
とはいっても、エルメスの公式サイトでは販売が継続されているようです。

でも、Appleからすれば、レザーバンドを作りたいんだったら好きにすればいいけど、ウチでは売りませんよってことですよね。
知名度が高いAppleのサイトで販売されないって事は売れる数も少なくなるってことですから、AppleとHermèsの力関係が如実に現れているんではないでしょうか。

Hermèsがレザー使わないならHermèsの意味あるのかと私のような素人は思ったり。
でも、ヴィーガン的な視点でもだんだんレザーに厳しい世の中になりつつあることを思えば、レザーに頼らない製品を開発していくことは、Hermèsが新しい時代に対応できるようになるいい機会かもしれません。

そもそもレザーは汗に弱いので、腕や手で直接触れるアイテムにレザーというのは実は相性が良くない。まあ、それも経年変化として楽しむ人はいるのかも知れませんが、傷んだことで使える期間が短くなるんだったら、やっぱり悲しいですよね。

レザーの話題がいつの間にかHermèsの話題になっていますけど、Hermèsの新バンドで注目しているのがキリムシンプルトゥールストラップです。

Apple Watch Ultraと相性がよくてスポーティーすぎないバンドを探していたので、発表会のあとすぐに注文しました。
Apple Watch UltraはHermèsコラボモデルがないので、このバンドも別にApple Watch Ultra用ではないのですが、絶対ピッタリだろうと。

ネットを見ていたらApple Watch Ultraに装着した場合の画像を作っている人がいました。オレンジってところも相性いいんですよね。

ただ、本当に残念なのが45mmケース用バンドは、対応する手首サイズが最小で160mmなんです。
ちゃんと測ったわけではないですが、私は手首サイズ150mmくらいしかないんですよね。せっかく買ったのにゆるゆるで使えないってなりそうだなと不安です。

iPhone 15は去年の目玉機能のDynamic Islandをさっそく搭載

昨年のiPhone 14 Proモデルで搭載されたDynamic Islandは、Proモデルを売るためにあえて無印モデルには搭載されなかったと見ていいでしょう。
しかし、普及価格帯のモデルに搭載されないが故に機能として普及しない可能性もあります。
そんなこんなで、今年は無印モデルにも搭載してきたというところではないでしょうか。

個人的には、iPhone 14 Proモデル登場から1年近く経った現時点でもサードパーティーのDynamic Island対応状況には物足りないものがあります。

カメラユニットのサイズはiPhone 14系からそれほど変化がないように思いますが、ユニットの位置が少し中央に寄っています。

ちゃんと確認していませんけど、背面ガラスがマット仕上げになっているんでしょうか。カラーもガラス自体を染めてるみたいな話がありましたよね。

いろんな色が並んでるとワクワクしますけど、どうせ買うのはその中の1台だけですし、私の場合1色決めるとなると保守的な気持ちが強くなって地味な色選んじゃうんですよね。

Proモデルは楽しめる?

毎年iPhone買い換えるマンの私としては、やっぱり毎年ワクワクさせて欲しいわけです。

今年はiPhone 15 Pro Maxだけ望遠レンズの倍率が3倍から5倍になりました。iPhone 15 Proは3倍を維持しています。

またカメラユニットが大きくなったみたいですね。競合メーカーがカメラの性能を上げるなら、こちらも上げないといけないという感じで泥沼のような気もしますが。
でも実際のところカメラはよく使いますし、性能上がると嬉しいのは事実なんですよね。

カメラ性能に差があるとなれば性能の良い方を買わざるを得ないわけですが、もともとiPhone 14 Proユーザーなので、正直なところ、デカくて重くてポケットに入れるのも一苦労なスマホってあんまり嬉しくないなあと思ったりしています。

ただ、筐体にチタンを使用したことで軽くなっていますし、ベゼルが細くなったぶ筐体が小さくなったり、エッジの丸みが大きくなって持ちやすくなったりしています。
そういうところでデカくて重いという印象が緩和され、自分の中での購入を決意するのに一役買いました。

これだけはっきり同系列のモデルで性能に差があるiPhoneは久しぶりのような気がします。個人的に印象に残っているのはiPhone 7シリーズです。
iPhone 7はシングルカメラのままでしたが,iPhone 7 Plusでは初めてデュアルカメラになりました。
ちなみにiPhone 12 Pro MaxもiPhone 12 Proより高性能なカメラが搭載されていました。

iPhone 7シリーズに話を戻すと、私は当然デュアルカメラのiPhone 7 Plusを買ったわけですが、デカくて嫌だなあと今回のようなことを思っていました。
使っているうちに慣れましたが、翌年はiPhone Xを購入し,その後もMaxは選びませんでした。
でもiPhone 7 Plusは今見ると薄いし軽いし、全然悪くないんですよね。

さて、Pro系モデルに共通する新機能として、今年はアクションボタンが搭載されました。

なんというか、カバンやポケットの中で知らないうちにボタン押されてそうで嫌だなとか、わざわざボタンに割り当てて使うほど使い込んでる機能なんてあったかなと、思ったりしたのは事実です。
とは言いつつも、新機能にワクワクする気持ちもあります。
でもほんと、どの機能を割り当てましょうかねえ。

ちなみに設定のインターフェースが非常にリッチなのも話題になってました。
他の設定のインターフェースとバランスが取れてないですけど、これが人気なら他にも広げていくんでしょうか。
このインターフェースもなんというか、アクションボタンを派手に見せるための演出に過ぎないのではと思ったり。
真面目にいうなら、フラットでありつつもリッチななインターフェースをスキューモーフィズムとは違う方向性で実現できないかと探っているのではないかと思います。

カラーリングはかなり地味ですが、ナチュラルチタニウムがAppleイチオシなので、他の色が目立たないように全体的に地味なカラーリングなのでしょう。

私は今使っているApple Watch Ultraとの相性を考えてナチュラルチタニウムを選びました。
表面処理が違うのでどこまで相性いいのか分かりませんけど。

以前はApple WatchとiPhoneの両方でゴールドを使っていましたが、昨年からはメインがApple Watch Ultraになり、iPhoneもゴールド以外を買おうかと思っていたところでした。
そんな矢先にゴールドが廃止、チタンのiPhone登場ということで、迷わずナチュラルチタニウムを選ぶことに。
なんだかAppleに上手くコントロールされているような気もしますが。

ちなみに私はiPhone 15 Pro Max 256GB ナチュラルチタニウムを予約しましたが、出荷は2〜3週間待ちです。
ネットでもPro Maxを発売日お届けで注文できている人はほとんどいないので、22日発売と言っても実態は発売日に間に合う在庫はほとんどないのではないかと思ったり。

あと、あんまり話題になってないですけどマグネティックリンクはまだ発売してないんですよね。他のファインウーヴン系アイテムは普通に発売してるのに。

iPhoneの配送予定が早まるといいですけど、おそらくiPhone発売日の9月22日はApple Watchのバンド一本しか届かない(しかもサイズに不安あり)でしょう。
ネットが新iPhone発売で盛り上がるだろうなと思うとちょっと物寂しいです。

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