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イギリスで眺める桜

こんにちは。
きっと誰も読まないだろうと思うけど、
とりあえず挨拶を。

暗く鬱蒼とした冬がようやく過ぎ、イギリスは今、春が始まる鐘が鳴るのを待ち侘びていた様に草木が芽吹き、花がたくさん咲き、人も植物もすごく嬉しそう。もちろん私も嬉しい。

家の近くの八重の桜が、それはそれは美しく咲いているのに、イギリスでは桜を愛でる文化が無いのか、それとも、桜を愛でるのは日本人くらいなのか、立ち止まって桜を眺める人、スマホのカメラを向ける人を記憶する限り見たことがない。
いるとすれば、今のところ私くらいだ。
こんなに美しい桜を、ひとりで眺めているのが本当に本当にもったいなくて、家族や友達、誰かに伝えたくなる。ついでにここにも残しておこう。いつか、あぁ、ここに残しておいて良かった、と思うことがあるかも知れないから。

桜ほど叙情的な花があるだろうか。世界のどこにいても、桜を眺めたら自然と思い出すのは、家族や友達や日本のこと、桜の下で給食を食べた小学校の頃の記憶や、去年の春に桜を眺めながら考えていたこと、過ぎた時間に思いを巡らせると色々な感情が押し寄せて来る。一年後この桜を眺める時の自分はどうしているのか、何を思っているのか、と未来を思う。
今日の私が思ったこと、気持ちを残しておきたかった。文字で残さないと消えてなくなって忘れてしまうから。

冒頭の写真は、桜の様な木に咲く色鮮やかなフューシャピンクの花、名前が分からない…。日本では見たことがありません。どなたかご存知でしょうか。

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