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レッスンは間違えに来る場所
今日はレッスンのこと。
「間違えてはいけない」
「間違えは恥ずかしい」
と思っている子供たちが多いです。
これは大変残念なこと。
間違えることは学ぶ事
間違える事で学んでいくのが人間です
なぜこのような考え方になってしまっているのか……
家庭?
ある生徒さんのご家庭はとっても熱心親御さんでレッスンに関する質問も度々あり、練習方法の相談もありました。
しかし、、実は子供自身が考えて練習していなかったのです。結果的に1人では練習が出来ない。1人では答えが見つけられなくなってしまいました。
これはご家庭でも間違える事が許されず、正しい答えを先に教えていた事が原因かと思います。
学校?
最近では何でも間違えないように教えてくれます。もっと失敗を体験するべき時に、失敗をさせないのは子供たちにとっては本当の学びの場ではなくなってしまっています。
勉強も大切。成績も大切。
だけど、もっと大切なのは間違えて失敗して学ぶこと。
社会?
日本は失敗を簡単に許してくれない社会に感じます。
もちろん後先考えずに突っ走った結果の失敗と、用意周到の末の失敗は違います。しかしそれも子供の頃からの小さな失敗の癖を身につけていないからこそ、その違いも理解することが難しいのでしょう。
間違えって何?
じゃあ、結局レッスンの中の間違えってなんだろう。
簡単に言えば、間違ったリズム、間違った音符、バイオリンだと指づかいや弓づかい…
でも間違えて弾いてきたことを注意しても仕方ないんです。
なぜ間違えたか!?
これを一緒に探してあげることが大切。
必ず間違えには原因がありその原因を見つければ次回から間違えるリスクはかなり減ります。
しかし、この原因を突き止めるのに絶対に必要なのが…
自分で考える
自分で調べる
自分で聞く
という、「自分で」行動することです。
ついついレッスンに行くのに上手に弾けてなきゃ!と親御さんが注意してしまうのですが、ある意味それは親御さんが居ないとずっと直せなくなってしまうのです。
しっかりとレッスンで間違えさせてあげてください。そして「自分で」解決する力を身につけて欲しいんです。
もちろんお子さんから質問をされたら答えてあげてほしいんです。でも先に答えを教えてはダメ。
講師として
私もレッスンの中で間違えを見つけると、答えを簡単に教えれば早く次に進む事が出来るのだから放っておいた方が楽だな…と思ってしまう事もあります。
でも楽器を習いに来るのは、プロになるためではなく楽器を通して人生の経験値を高めてあげることだと思っていますので、例え涙を流させてしまっても子供たちのために、私も我慢をするべきだと思います。
勘違いしないで…
でも!親御さんに勘違いしてほしくないのは、放っておけば良いということではありません。
最後の砦として、間違え、失敗する過程を一緒に見守って応援して頂きたい。
大人になってからの失敗は色々と辛い事が多いです。
子供の頃からたくさんの小さな失敗が大人になった時に大きな失敗をしない大人になると思います。
そして間違えることは恥ずかしい事ではなくチャレンジした証である!という事を教えてあげてほしい。
音楽教室は学校と違い、他の子と比べる必要や成績を気にする必要もありません。
思う存分間違えて失敗してください♪
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