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海外移住1ヶ月目でクレカが止まる【PayPayカードの急停止】にご注意

プラハへ越して一ヶ月経ち、さくっと列車でポーランドまで旅行にでも行こうかなと思い立った旅で悲劇は起こりました。メインのVISAカードが急停止し、一切の利用ができなくなってしまったのです。こんな私の悲しきエピソードとそれに伴う注意喚起の記事です。お時間のある方はぜひご覧ください。

海外移住1ヶ月、旅行中にクレカが止まる。

海外在住者にとってクレカが止まるのは死活問題です。
遠い日本の口座に入っている資金に手が届かなくなり、軽い絶望を覚えます。

しかも、止まってしまったのはメインとして使っていた唯一のVISAカード。
発行会社はPayPayです。いわゆるPayPayカード。

ましてや、チェコからポーランド旅行中という最悪な状況。
お財布に入れていたフィジカルなカードが突然使えなくなり、
同じカードのApple payが使えなくなり、
利用毎に届いていたメールも突然届かなくなった。

まぁ、軽くパニックですよね。

クレカが止まった時に取った行動

チェコからポーランドの旅行は3日間だったので、
カードも最低限の3枚しか持っていませんでした。
3枚クレカ持ってても、絶望って味わえるんですね。最悪なシチュエーションです。
PayPayカードの他に持っていたのは、Jal Global Wallet(MasterCard-デビッドカード)と、
楽天カード(JCB) と、3000円程度のチェココルナ(現金)のみ。

クレカ停止に気が付いたのは滞在2/3日目の夜のこと。残り1日を残して果たしてどうするものか。。お金が使えず、朝になり、かなりお腹も空いてきました。

JGWのチャージ額を確認すると、300円。絶望再来ですね。
すかさずチャージするも、着金までに時間がかかり、使い物になりません。

残りは、中欧ではあまり普及していないJCB。
そしてふと頭に浮かんだのは、McDonald。
もちろんポーランドにもあります。
「マックくらいの大きなところならJCBも使えるよね。頼むぞ・・・」手持ちのラストカードを差し込むと、"Proceeding"の文字が!
無事朝食にありつけました。
この時点で、ポーランドでの餓死は免れました。かろうじて。

ただ、現金しか使えなかったり、JCBが使えないところもたっくさんあるので、Googleマップで「Exchange」と調べ、手持ちのチェココルナを握り締め、朝からやっている両替所へ交換しに行きました。

これは小さな疑問なのですが、どうして、両替所の人ってみんな対応が冷たいのだろうか。困った観光客には、お願いなのでどうか優しく接してください。

ここで少なからず現金が手に入ったので、
かろうじてチェコに帰るまでの資金はなんとか工面できました。
そして、無事に帰って来れました。本当によかったです。
世界のマクドナルド、そして、両替所のオジサンありがとう。この感謝は忘れません。
※本記事は、プラハのマックにてしたためております。

停止の理由は「定期不定期の審査に落ちたから」

正直、最初はカードの上限に引っ掛かっただけかと思いました。
ただ、問い合わせてみると、やや納得のいかないものでした。

ちなみに、問い合わせ先を探すのにも非常に分かりづらく一苦労したので、こちらに貼っておきます。

PayPayカードカスタマーセンター(海外利用の問い合わせ先)
電話番号:093 330 8485

上限額にも達しておらず、とにかく理由が判明しない事には何も解決できないため、上記のPayPayサポートセンターに電話しました。海外からなので、営業時間が限られている×時差の影響で繋げるのにも一苦労。電話しか使えないので、通話料もかかります。(電話使えないケース大量にあるでしょ。海外部門こそ、メール問い合わせ対応しろや。)

オペレーターによると、使えなくなった理由は「定期不定期の審査に落ちた為」を繰り返すのみでした。非常に困る。これしかカードがない場合はどうするのかと尋ねるものの、「利用規約に書いてありますので」を貫くばかりでした。

そのご立派な利用規約、一応貼っておきます。

第22条(カード利用の停止、会員資格取消し)
1.会員が、支払を怠る等本規約に違反し若しくは違反するおそれがある場合、会員のカード利用状況について、換金目的とした商品購入の疑いがある等不適当又は不審があると当社が認めた場合、会員が前条の再審査に協力しない場合、再審査の結果によりカード利用の継続が不適切であると当社が認めた場合、不正被害を未然に防止する必要があると当社が認めた場合、その他当社が必要と判断した場合には、当社は会員に通知することなく次の措置をとることができるものとします。
(1)カードの利用断り
(2)カードの利用停止(カードショッピングの全部又は一部の利用停止、カードキャッシングの全部又は一部の利用停止及びカード付帯サービス・機能の全部又は一部の利用停止を含みます。)
(3)加盟店等に対する当該カードの無効通知
(4)当社が必要と認めた法的措置

おそらく該当箇所はこの22条かと。うん。これだけ書かれているものの、もちろん怪しい使い方なんてしてないのよね。PayPayさん、独断と偏見による強制措置するのかぁ。せめて事前通知か、審査落ちに対する対処の猶予くらいは欲しいですよね。

クレカは少なくとも3-4枚は持っておいて

このような不測の事態が起こるため、海外旅行中は少なくとも発行元、カード会社、タイプの違うクレジットカードを持っておくことをおすすめします。例えば、VISA、MasterCardをそれぞれ1-2枚づつ、違う発行元(楽天、三井住友、セゾンなど)のもので持っておく、クレカ機能付きのデビッドカードも持っておく、など。今回のようなタイミングの悪い審査だけではなく、シンプルに上限に達してしまう場合もありますからね。せっかくの海外旅行を台無しにしないためにも、はたまた異国の地で餓死を免れるためにも。

想定できる再審査落ちの理由

冷静になって考えてみて、想定できる審査落ちの理由を洗い出してみました。考えられるのは以下の3つです。

①会社員ではなくなり収入が安定しなくなった
②海外利用が突然増えた
③ヨーロッパとYahoo!(PayPay)の相性が悪い

①と②に関してはそのままですが、③は割とありうるかもしれません。
ヨーロッパでは2022年4月からYahoo!知恵袋、Yahoo!ニュースをはじめとしたYahoo! JAPANのサービスが使えなくなりました。(サイトにはPayPayカードはまだ使えると書いてあるけれど)上記の理由が重なって、運悪くカードの全ストップを喰らってしまったのかもしれません。

会社を辞めてヨーロッパへ行くPayPayカードユーザーの方はどうかどうかお気をつけくださいませ。あんまりいないと思うけれど。

PayPayカード、さようなら。 永遠に。

もちろんチェコではPayPayのQR決済は使えないので、Yahoo!のサービスを使うことはめっきり減りました。日本にいたころは割り勘とか飲み会の清算でPayPay爆利用していたけれど、そんなことももうないし。分からないことはYahoo!知恵袋をよくみていたけど、もはやアクセスできないし。

異国の地でとてつもなく心細い思いをさせてくれたPayPayカードは、
日本に帰ってももちろん使わないし、腹立たしいので、プラハの街でへし折ってやりました :)

とにかく、海外に今度住む予定の皆様は、クレカの複数枚所持を是非とも徹底してくださいね。

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