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IT思い出話(21)

2年目の先輩として…

さて、私が入社してからはや一年が経ち新人が入ってくる季節になりました。しかし、私のチームには新人は入ってこなかったのですが、その翌年、私が3年目にSさんという女性が配属されて私が指導員になった記憶があります。

一年目は、先輩たちに質問するばかりの存在でしたが、二年目になると後輩だけでなく先輩たちからもいろいろ質問や相談を受けるようになってきました。

端末室にこもってあれやこれや勉強した甲斐があったようで、わからないことがあったら、あいつに聞けと思われ始めたようでした。

そんなわけで、定時の時間帯はひっきりなしに訪れる人たちの相手をするのに時間をとられて、自分の仕事は5時以降にするという日々が続きました。

またプログラムを書くだけではなく、プログラム設計の仕事もするようになり、自分の席にいる時間が増えたので話しかけられやすくなったのかもしれません。

当時はまだ今のようなPCはなかったので、設計書は手書きでした。5時を過ぎて人が少なくなってオフィスが落ち着いたところで設計の仕事をようやく始めることができた記憶があります。

そんな感じで、5時から自分の仕事を始めて9時か10時くらいまでオフィスにいるという生活が続きました。そして、そんな生活の中で楽しみもありました。9時くらいになると誰が言い出すわけでもなく飲みに行くことが増えたのです。

9時ごろから2時間くらい飲むと、ちょうど終電に近い時間になり家に帰ると12時前という感じでした。私は東京メトロの沿線に住んでいたのでJRより終電が早くてどこで飲んでもだいたい11時くらいがタイムリミットでした。

今から思うと、本当に元気だったと思います。そして、毎日が充実していました。

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