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会社の中にいる人と外にいる人が見えてる景色

一昨日、後輩と話していた際、ビックリしたことがある。

「同期で、うちの会社を辞めたすぎて辞めて故郷に帰ったけど、やっぱりうちの会社に入りたいと入社試験を受け直した子がいます」

その後輩とは会えばいつもお互いに「会社辞めたい」という話をしていた。

その辞めた人も、私はそんなに知らないが、辞めたいという噂は聞いていたし、見かけるたびに辞めたそうなオーラをひしひしと感じていた。

私は今、いつか会社を辞めたいと思って、色んな仕事を調べている所だ。

新卒で入社して13年も同じ会社にいるが、この会社は求められるレベルが高すぎて、私には全く向いていないと思うばかり(それで13年もよくいるなぁ…)。

苦手なことを仕事にするより、得意なことを仕事にしたい。

何より苦手な仕事一本で人生を終えたくないと。

だから、たまに辞める人のご挨拶のメールを見ると、私はなかなか辞める決断ができないので、なんとも羨ましい気持ちになった。

でも、上記の人に限らず、たまに聞くのが

「うちの会社を辞めてもまた入社試験を受けて入り直す人がいる」

ということだ。

私としては信じられない。

あんなに辛くて会社辞めたのに、なぜそこまでして入りたいの?

後輩から聞いた人は、故郷には自分の希望に見合った就職先がなかったとのこと。

たぶん、うちの会社は一般的には大企業なので、そこと同じ水準の給料を求めると田舎などではあまり就職口がないのかもしれない。

でもそれは辞めて会社の外に出て行った人にしか見えない景色だ。

今まで私は

「正当な理由を見つけて辞める決断ができた人はエライ」

と思っていた。

私はどうしても「辞めたらもったいないかな」と思って、どうしても辞める決断がつく圧倒的な理由を見出せずにいた。

そういう自分を優柔不断だと責めていた。

でも、辞めてまたうちの会社に入ってくる人がいるというのは、

辞めてからうちの会社も魅力的だったと気づくことがある

ということだ。

だからやはり辞めるかどうかはめちゃくちゃ慎重にならないといけない。

とても勉強になった出来事だった。


あと、後輩が来年度の就活生の人気企業ランキングにうちの会社が入っているという話をしていて、

「就活生には働いてみないとうちの会社がどんな所かわからないよね」

と言い合っていた。

本当に、入社する前の人、働いている人、会社を辞めた人では会社を見た時の景色が全然違うのだ。

そう思うと、いいと思って入った会社が全然良くなくて、早く辞めた方がいいパターンもあるかもしれないが、辞めたら辞めたで今見ている景色と全然違うかもしれない、ということをわかっておかないといけない。


仕事選びって本当に難しい…。

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