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ヴィーガンレザーとは?RINGO-TEXや代表的なメーカーなどを紹介

こんにちは。R&Dスタッフのyuyaです。
昨今、よく見かけるようになった「ヴィーガン○○」という製品。
本記事では、ヴィーガン製品の中でも注目が高まっている「ヴィーガンレザー」について、その種類や代表的な製品について説明します。

ヴィーガンレザーの種類

ヴィーガンレザーにはいくつかの種類があります。最も一般的な種類は、ポリウレタン(PU)とポリ塩化ビニル(PVC)から作られるものです。PUレザーは、柔らかく、軽量で、柔軟性があります。一方、PVCレザーは耐久性が高く、様々な色やデザインに対応できます。それに加えて、果物や野菜といったバイオマス原料から作られるものもあります。現在、ヴィーガンレザーというと動物性以外のバイオマス原料を用いた合成皮革を指します。動物の皮を使用しないだけでなく、未利用資源の活用等、環境に配慮された素材を用いるという点が特徴です。

代表的なヴィーガンレザー製品

ヴィーガンレザーの製造メーカーは、世界中にたくさんあります。それらのメーカーの製品の中でも、代表的なヴィーガンレザー製品として挙げられるのは、Piñatex、Mylo、そしてDessertoです。

Piñatex

Piñatexは、パイナップルの葉から作られたレザーです。未利用資源を活用することで、環境への負荷を軽減することを目的としています。

Mylo

Myloは、キノコの菌糸体から作られたレザーです。石油由来の素材の使用率が少なく、生産過程においてもエネルギー消費やCO2排出量を抑えることができます。

Desserto

Dessertoは、サボテンの葉の粉末から作られたレザーです。サボテンは、乾燥地帯でも生育し、水資源の少ない場所でも栽培が可能であるため、環境にやさしい素材として注目されています。

RINGO-TEXとは?

RINGO-TEXは、appcyceが開発している、青森県のりんご加工業者から出るりんご残渣を再利用した国産ヴィーガンレザーです。青森県だけで年間2~3万トンものりんご残渣が発生しており、その内の10%が処理費を払って廃棄されています。RINGO-TEXはこのりんご残渣をアップサイクルすることで、処理費の低減だけでなく、青森県の1次産業の発展にも貢献することができます。

今後は大学との研究を通じて、より環境に配慮した生産方法や自然由来の素材を配合した製品の開発を続け、環境負荷の低減に取り組んでまいります。今後は、様々な企業とのコラボレーションも行い、RINGO-TEXの普及を促進していきます。

最後に

今回は、ヴィーガンレザーの種類や代表的な製品について紹介しました。ヴィーガンレザーの注目が高まっている中で、RINGO-TEXではりんご残渣の活用だけに収まらず、1次産業の発展や国内のりんご以外の未利用資源の活用にも貢献していきます。
appcycle株式会社では、R&Dのメンバーを募集していますので、ご興味ある方はお気軽にお問合せ下さい。

R&Dスタッフ yuya

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