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クーポン未利用ユーザーにプッシュ通知でリマインドしてクーポン利用率を高める

クーポン未利用ユーザーの「クーポン利用率」を上げる、プッシュ通知の活用例を紹介します。

施策概要

クーポン未利用ユーザーに対して、有効期限の数日前から「クーポンの有効期限がまもなく終了する」というプッシュ通知を配信し、失効前のクーポン利用を促すことで、来店数や売上を増加させます。

💡 施策のポイント

プッシュ通知を見逃す可能性や利用したいタイミングとずれが生じる可能性を考慮し、複数回にわたってリマインドするのがポイントです。

クーポンを利用していないユーザーに、失効日の直前だけでなく、少し余裕を持ったタイミングから複数回のプッシュ通知で段階的にリマインドすることで、ユーザーに「終了間近」だという意識付けをします。

また、メッセージを複数パターン作成してA/Bテストを実施することで、ユーザーに「刺さるメッセージ」を見つけることができ、リマインドの効果を上げることができます。

📖 実施手順

  1. 有効期限が迫っているクーポンを洗い出す
    (クーポン一覧CSVをダウンロードし、有効期限順にソートする)

  2. クーポン利用ユーザーを抽出し、未利用ユーザーの配信リストを作成する

  3. プッシュ通知の配信タイミングを決める

  4. プッシュ通知の本文に入れるメッセージを決める

  5. 配信タイミングごとにプッシュ通知を作成する
    (ID絞り込み・予約配信)

クーポン未利用ユーザーのリスト作成について

レポートのクーポン分析内にあるクーポン別利用状況から、該当するクーポンの「利用>ユーザー数」部分をクリックすると、利用したユーザーのuser_uidを取得できます。
配信したユーザー(配信時の有効ユーザー)から利用ユーザーを抜き、未利用ユーザーのリストを作成します。

データエクスポートをご利用の場合、クーポン利用イベントのValueとしてクーポンuuidを連携できるため、ご利用の分析ツール等でクーポンuuidを指定いただき、ユーザーのリストをすることも可能です。


📲 施策例

クーポン有効期限の7日前・3日前・1日前にクーポン未利用ユーザーにのみプッシュ通知を配信する。

■配信対象

該当クーポンの有効期限7日前の時点で、利用イベントのないユーザー

配信対象となるユーザーIDが10万件を超える場合、配信対象のユーザーIDが10万件以下になるようにプッシュ通知を複数に分けて登録する必要があります。

ユーザーIDが10万件を超える場合は、IDをセグメントとして登録することで、10万件を超えるユーザーIDに対しても1つのプッシュ通知で配信することが可能です。

■配信タイミングごとのプッシュ通知

・有効期限の7日前
【重要】7日後にクーポンの有効期限が切れます。使い忘れているものはありませんか?

・有効期限の3日前
クーポンの有効期限があと3日に迫っています!クーポンの詳細確認はこちらの通知をタップ

・有効期限の1日前
まもなくクーポンが使えなくなります。有効期限が切れる前に是非ご利用ください!


📊 評価指標

以下のレポートで各数値を確認し、施策の評価ができます。

  • プッシュ通知・お知らせ配信

    • プッシュ通知開封率

    • お知らせ閲覧率

    • URL遷移率(リンク先にクーポン一覧画面を設定)

    • KPIイベント達成率

  • クーポン分析

    • クーポン閲覧数

    • クーポン利用数

クーポンの利用率を確認したい場合

限定クーポンであれば、クーポン詳細画面から利用率を確認できます。
通常クーポンの場合は、配布数データがなく利用率が表示される場所がありません。利用率を確認したいクーポンの有効期限が属する期間のアクティブユーザーに対するクーポンの利用数から、擬似的に算出いただくことは可能です。

例)4/1-4/20に利用できるクーポンの場合
レポート>ユーザー数推移で、期間を4/1-4/20、集計単位を月に設定し、「利用」の数値(アクティブユーザー数)を確認
クーポン利用数/アクティブユーザー数 x 100=クーポン利用率


各機能の使い方


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