株式会社あっぱれ

2024年1月に設立した無形文化財活用の専門家チームです。 世界に通じる無形文化を継…

株式会社あっぱれ

2024年1月に設立した無形文化財活用の専門家チームです。 世界に通じる無形文化を継承するための課題解決事業に注力し、文化経済の好循環モデルによる「次の世代に安心して継承するモデル」を構築します。 https://appare-jp.com/

最近の記事

日本のユネスコ無形文化遺産:地域の文化を世界へ

こんばんは、あっぱれの伊東です。 前回のエントリーでご紹介した「和食」など、日本にはユネスコの無形文化遺産に登録された文化が多く存在します。 今回は、日本のユネスコ無形文化遺産について考えてみたいと思います。 ユネスコ無形文化遺産とは ユネスコの無形文化遺産は、音楽、舞踏、祭りなどの「生きている文化」を保護するための国際的な枠組みです。 2022年に登録された風流踊など、近年は2年ごとに日本の無形文化が登録されてきたため、時々ニュースなどで目にする機会もあるかと思います

    • 無形文化を学ぶ・体験する~日本のミュージアム紹介~

      こんにちは。あっぱれの伊東です。 突然ですが、先日こんな展覧会が開催されていたのはご存じですか? 昨年10月から今年の2月にかけて、国立科学博物館で行われた特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」です。 ユネスコの無形文化遺産に登録されている和食の成り立ち、素材の多様性、出汁と水の関係性、伝統的な技術…などなど、あらゆる角度から和食について考察する、大規模な展覧会です。 また、ラーメンやナポリタンなど、これって和食?というアンケートをYES/NOでリアルタイム

      • 無形文化の未来に向けて~行政からビジネスの世界へ~

        はじめに はじめまして、株式会社あっぱれの伊東です。 鎌倉市役所で12年間勤務した後、今年4月にあっぱれにジョインしました。 前職では、世界遺産登録の推進、新設博物館の整備から運営、文化事業の推進など、キャリアを通じて行政マンの立場から文化財の保護、活用に携わってきました。 鎌倉は一般的に、源頼朝と武家のイメージが強いですが、近現代に至るまで多種多様な文化が育まれ、受け継がれています。有形・無形の文化財に加え、今は価値づけられていない将来の文化財など、日本の文化の

        • 伝統は「守るべき?」「変えるべき?」

          はじめに みなさんはじめまして、株式会社あっぱれの加藤です。 2018年から6年間、オマツリジャパンという全国の祭りを支援する会社で、日本全国400件以上の祭りや無形文化に関わってきました。 今年3月に株式会社あっぱれにジョインし、noteの記事を書くことになり、最初のテーマは何がいいだろうと考えた時、タイトルのテーマを思いつきました。 伝統を変えるべきか、という議論が起こる場面は具体的に、 ・これまで日にち固定だった開催日を土日に変えるべきか ・人員不足の祭りで地域外の

        日本のユネスコ無形文化遺産:地域の文化を世界へ

          会社をつくるにあたって無形文化への想い

          初めてのnoteを見ていただいてありがとうございます。 株式会社あっぱれを2024年1月に設立をしました。 あっぱれではこれまで500件以上の祭りを中心とした無形文化の活用支援を通じて得た専門的な知見や経験に加え、各分野の専門家とのネットワークを活かして、国内外の富裕層向けに無形文化の高付加価値に繋がるコンテンツ開発、コンサルティング、ライツ管理までを行います。 設立するにあたっての代表者として想いを少し書いてみたいと思います。 危機に瀕している無形文化現在、日本が誇

          会社をつくるにあたって無形文化への想い