Spineでモーショントレースがやりたかったんだ。

表題の通り。

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前回から取り組みは少しだけ進み、縦と横の長さを計測するためのボーン、マーカーを担当するモーショントレースのためだけに使用されるボーンなどを盛り込み、AffterEffectsでの複数のコンポジションをそれそれ別のアニメーションとして出力、rootも取り込んで横軸移動への対応などなどが盛り込まれました。

ベースのスクリプトは上のnoteにありますので各自楽しく煮込んでみてください。

まだまだ改善の余地はありそうなので色々と盛り込んでいこうかと思います。

IKを捨てよう。そしてIKを得よう

Spineの超絶便利機能にIKがあります。めちゃくちゃ助けられてます。ありがとう。ただ、問題もあって、ボーンのスケールが継承され、見た目上あまりよろしくなくなったりするんですよね。

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うーん・・・うーん。こう嘘パースとでも言うのか、第一関節が短くなって欲しい!! っていうタイミングでこれができない。手動で短くしようとすると、第二関節も追従してくる!!!

むむむ・・・・。

今までの手付けのモーションでは、この問題が(私の中では)ありはしたのですが、IKの便利さ、ターゲットへ自動で各関節が追従してくれる簡単さがあってある程度の妥協としてそのまま使用していました。

しかし、モーショントレースは、その名の通りモーションをトレースします。ベースとなる動画がありますので、IKを採用せず各関節を全て記録してやればいいんじゃないのかと考えました。

そこで単発IKを採用します(この言い方で良いのだろうか?)。同じIK機能を使っているのですが、通常のIKがボーン2本使用するのに対し、これはボーン1本しか使いません。これが素晴らしいのは、ターゲットに向かって各関節が稼働しつつ、スケールも自動調節してくれること。

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柔軟に対応できることがわかりますね。これらはスキン機能で切り替えができるようになっていて、好みで切り替えられます。ボーン自体は同じものを使い、コンストレイント設定だけがスキン設定には収納されています。

今気づいたんですがこの手法を使ってると「サイズを継承しないIK」が実現できますね。バグくさい挙動ではありますが。

モーションスクリプトを取り込むぞおおお!!

After Effects上で動画を動かしつつ、地道にトレースします。

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手 打 ち で す 。

もっとなんか良い方法あったやろとか思うんだけれどまあ、まあまあまあ。1日2日でできる作業ですし、こういう泥臭いこともやっておくと比較ができるというものです。

この分野よくわからないからな・・・何か良い方法が本当はあるんでしょう。・・・ほんとうは。模索していこうと思います。

ともあれベースシステムはできあがったので、そういったツールからモーションデータを変換するための中間・補正ツールとして今後も使っていけると思います。データを色々いじれるのがAfter Effectsの便利な所ですよね。

Spineで取り込み

取り込みます。いっっけええええええ!!!!

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調整ツールでボーン位置をちょっと調整した程度。かなり自然なモーションにはなっていると思います。足がちょっとおかしい感じなのはメッシュ設定が少し適当な影響でしょうか。

商業クオリティかといわれると疑問は出ますが、まあ個人のお遊びとしてはこんな所ということでしょうか・・・。hmmn。

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