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「私の解放日誌」の脇を彩る俳優たち

 「マイ・ディア・ミスター」の脚本家パク・ヘヨン作家による4年ぶりのドラマ「私の解放日誌」は、脚本だけでなく、演出も、演じる俳優陣も、OSTも、美術も、すべての要素が見事に調和していました。中でも脇を固める俳優陣の豊かなこと!ところが脇役陣はあまり知られていない人たちばかりで「誰?この人?初めて見るぞ。」その度にググり「へえ〜、そういう経歴の人だったのか。」とびっくりしたり納得の連続でした。
 ここ何年間か、韓国ドラマに登場する俳優さんは演劇界からハンティングされるケースが増えていますが「私の解放日誌」のキャスティングもまた同じ傾向でした。
 放映中からまとめたものをTwitterでシェアしていたんですが、ここにまとめて置いておきます。私が気になった主演級の俳優以外の方のプロフィールです。

 放送開始から「オンマ役は誰?」と話題になっていたイ・ギョンソンさんは、ベテラン舞台俳優でドラマ初出演。
 意外な展開を見せる幸福支援センターのソ・ヒャンギさんは、解放クラブのパク部長役のパク・スヨンさんと演劇仲間。

 オ・ドゥファン役に決まっていた俳優がスケジュールが合わず急遽、配役されたハン・サンジョさんは、決まった時、面接が行われた監督の事務所近くの路地を放心してぐるぐる彷徨ってしまったとか。
 コンビニ店主のピョン・サンミさんは、ソン・ソック俳優と同じ事務所所属。その縁か、ソン・ソックが監督した短編映画「再放送」(おすすめです!)に出演。

 チャンヒの同僚役のヤン・ジュンミョンさんは、高麗大学数学科(エリート!)在学中に見た演劇に惹かれ、自分の幸せは数学なのか演劇なのか考え抜いて、今の道に。

 ペク社長、やたら声がいいと思っていたら、なんとミュージカル俳優さんでした。妙に納得。

 15話で「ただ生きてるだけ、もぐもぐと餌を食べてるだけの50歳の女が教えてあげる」とリアル過ぎる人生訓を話してくれる「ワンショット50sトリオ」は3人共、ベテランニュージカル俳優。彼女たちが言うからこその説得力でした。
 引退するコンビニ店主を演じたヤン・ジェソンさんは、ギジョンの上司であるキム理事役のヤン・ソミンさんのお父さん。

ク・ジャギョンの上司でもあるシン会長を演じるのは、演出家でもあり俳優でもあるパク・ヒョクさん。なるほど、重みも味わいも深いわけでした。

ベテラン俳優から新人俳優まで、どの方もぴったりの配役でした。


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