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自由過ぎる明日のリーダーたち《日常編》


前回話題にした、自発性に関連して、娘の母校の事を紹介しようと思います。
面白いので。

紹介しきれないので、ニ部構成にしました。
先ずは、日常編。学校紹介ですね。

  ↑   この記事を読んで、クソ生意気な娘だこと! と思われた方も少なくないと思います。
そうなんです。クソ生意気な娘です(^_^;)

『自発性のある人じゃなきゃダメだよ』

などと言い放つ、お前はどうなんだ⁉︎と?
仰る通りです。

実際、娘の仕事ぶりは、知るところではありませんが、
少なくとも、本人が、自分の仕事ぶりに自負していることは確かなのだと思います。
それが、正しいかは別として…(^_^;)

そう思える所以は、恐らく高校生活

娘の通っていた高校は、自発能動を理念としている伝統校で、自由の象徴のような高校です。

先ず、

校則がありません

服装、髪型、髪色、化粧、ピアス…
法に触れる事で無ければ、ほぼ問題なし。自由です。
パジャマで来てもOK

唯一禁止事項として生徒手帳に書かれているのは、

「下駄で校内を歩くべからず」

一足制(土足)である事と、伝統校の名残りなのでしょうが、
今でも、名物である応援團は、一年中下駄ですし、下駄は原則全員持っているので、
禁止事項として、まあ残しているのでしょう。
娘も、入学前の物品販売の際、購入しました。伝統なので、一応。

生徒会がありません

依って、生徒会長も存在しません。
生徒総会などの生徒が集まる時に、
有志演説 として、誰でも自由に発言できる場が設けられています。
これがきちんと機能しているようで、不満や発案など、ここでできます。
議題によっては、白熱した議論が繰り広げられるようです。
議題は、自由です。

発起人制

発起人がいなければ、行事は基本行われません。
過去に一度だけ、文化祭の無かった年があったと聞いています。

修学旅行は、元々ありません。

その代わり、
グループ単位で取り組む、学術研究に必要な資料を求めて(研究テーマは自分達で決めます)、
事前に企業や大学等にアポイントを取り(これが一番の難題)、
グループでアポイント先に伺う、
東京研修 があります。

出発と集合以外はグループ毎、
目的さえ終了すれば、後は何処へ行こうと自由。
TDRに行こうとUSJに行こうと自由。
(集合時間に間に合えば)

充分な成果が得られなければ、自由時間が少なくなる。

適当に終わらせれば、研究成果がおざなりになる。

自由です。

学校の敷地が自由

校舎と校庭の間を、登下校の小学生が通って行きます。近道なのです。
たまに座って、校庭を眺めてたりして…

朝は校庭で、近所のお年寄りがゲートボールに興じていたり、
毎朝欠かさず、鉄棒をしに来る男性…
朝練前に毎朝会うので、すっかり仲良しだとか…
お花見シーズンには、お花見客がシートを広げ…

まあ、公立校なので、敷地も半公共という考えなのですかね。


自己責任

但し、
自由
 と 責任 は表裏一体
補講や追試など、無い事の方が多く、

娘は、部活の東北大会の日程と、学校の試験の日程が重なり、
大会の準備と試験の準備、両方を肩から下げ、まるで行商のおばちゃんのような後ろ姿を見送ったものです。

最後の東北大会は、どうせ試験勉強は出来ない…という経験値から、勉強道具は一切持って行きませんでしたが…

最後の東北大会の前、教科の先生に、

『結局、私の前期試験は、一度も受けられませんでしたね。(だからこそ)頑張って来てください!』

と声を掛けてもらったそうです。(涙)

さすがに単位に関わる教科は、補講や追試をして貰えたようですが…

東北大会に出るのも 自由 なので。


自由を満喫し過ぎて、浪人の割り合も非常に多い学校ですが、

浪人して、更に上のランクの大学に合格しちゃう子もいます!
日本で一番の大学に。

我が子の合格より嬉しかった!
小躍りするくらいに!
何より、受験に失敗して、更に上のランクの大学を目指す、気概が素晴らしい!

娘の受験はというと、
後期日程で拾ってもらった大学に、納得して入学しました。
部活も受験も、悔いが残るくらいが丁度いいようです。

自由の中で、思う通りに頑張ってきた
経験と、悔しさが、娘のクソ生意気さの源かと。
上等です!未熟さに打ちのめされながら、益々クソ生意気になって行けば良いのかと思うのです。


…と、ここまでは、自由を掲げる学校なら、同じような学校もあるかもしれませんね。

次回は本領発揮の、おもしろ校風編です。

お楽しみに!







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