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手話「非常ベルが鳴っている!避難しよう!」

こんにちは👩‍🚒!あぽ隊長です。
前回は、聴覚障害者の方から「救急車を呼んでください!」と手話で伝えられた場合についてnoteを書きました。

1日経っていませんが、すでに100名以上の方に読んでいただいています。本当に嬉しいです。


「避難しよう」

今日は、「避難しよう!」という手話についてお話しします。

例えば火災の時、僕たちは非常ベルで火災の存在を知ることができます。

火災があったことを知らせる火災警報器も様々ありますが、ベル、ブザー、あるいは音声といったような音響が中心です。

音は人の注意を引きつけやすく、睡眠から目覚めることもできます。音は空気中を広く伝わって、大勢に知らせるという手段としては有効です。

一方、聴覚障害者はどうでしょう。

聴覚に障害がある人に対しては、音響による警報では火災の発生を伝えることができません。以下は、聴覚障害者に対する火災経験と不安に関するアンケート結果です。

「災害弱者のた火災時安全避難のための警報・通報手段の開発」より引用
「災害弱者のた火災時安全避難のための警報・通報手段の開発」より引用

火災経験の有無に関わらず、多くの方が耳が聞こえないことを理由に不安を感じている様子がわかります。

音が聴こえないということは、「避難のきっかけ」がつかめません。逃げ遅れのリスクが高くなります。

「非常ベルが鳴っています!避難しよう!」

さて、僕たちやみなさんができること。それは、事態に気付いていない方に、「非常ベルが鳴っています!避難しましょう」と伝えることです。
まずは、下のリンクをご覧ください👩‍🚒

手話に慣れない方でも、簡単だと思います。
一つ一つ分解してみましょう。

「非常ベルが鳴っています」の手話

非常ベルは、「非常」と「ベル」を合わせた表現になります。
非常→漢字の「非」を手で表して、前に払う。簡単ですね。

「非常」は三つの指をはらう動作


ベル
→天井の方から聞こえるので、上から鳴っていることを表現します。


左手を挙げて、パッパッ!
上から鳴ってますよ〜の合図

「火事」の手話

続いては火事の手話です。
これもイメージしやすい簡単な手話です。

火事は、「家」が「燃える」の二つの動きを組み合わせます。
これで、火事が起こっていることを伝えることができます。

まずは、屋根の形
右手を上にトルネード!

「避難しよう」

最後に、避難しようの手話です。非常ベルが鳴ってるよ〜とか、火事だよ〜という手話を忘れてしまっても、「避難しよう!」だけでも伝えることができれば、なんとかなる気もしますね。

下のように、逃げるような動作です。とても簡単ですね。

避難!

最後に、もう一度、動画を見てみましょう。
どうですか?一つ一つの意味がわかると、もっと覚えやすいと思います。

まとめ

今回は紹介したのは、この3つ。
非常ベルが鳴ってるよ!火事だよ!逃げよう!

少なくとも消防士のみなさんは、火災に関連することなので必ず覚えましょう。

僕は集合住宅などに出向く防災講和などでは、この手話を必ず紹介しています。同居者に聴覚障害者がいて、どのように教えたら良いか問い合わせがあったことがきっかけです。

たとえ、対象の方がいなくても、
みなさん、「これは知っておいて損はない!」と興味を持って一緒に練習してくれますよ🚒

たくさんの方に知っていただきたいので、
このnoteをシェアしていただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします🙇‍♂️



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