事実。消防士🚒は発ガン性物質を吸いながら仕事をしている。こんなことがあってはいけない。
どうも👩🚒🤚
救急救命士のAPO隊長です✨
今日のテーマは、「消防士は発ガン性物質を吸いながら仕事をしている」です。
消防士の寿命は短い
消防士の寿命って、短いって知っていますか？
職業的な寿命ではないですよ？生死の問題です。
２４時間勤務ですしね。指令音って心臓に悪いし。ストレスの多い職場ってイメージもあるのではないでしょうか。
”消防士” ”寿命”って検索すると、６５歳！！！！
・・・👩🚒はい。
APO隊長は、あと30年も生きることができません笑
1日1日を大切に過ごして行きたいと思います笑💦
火災現場で発生する発ガン性物質
そんな消防士の健康に感する問題ですが、寿命の短さに関連しているかどうかは別として、”火災現場で発生する発ガン性物質の問題”があります。
火災現場では、ベンゼンのような物質が発生します。
特に火災🔥の”温度が高い”場合に、よく発生するようです。
激しい火災であればあるほど、発ガン性物質を吸い込むことになりそうですね。
僕たち消防士は、空気呼吸器をつけて活動するんですが、それは”煙で息ができないときに使う”という認識が一般的です。もう火もほとんど消えて、煙しか出ていないようなところでは、空気呼吸器は使いません。そもそも一本のボンベだと、もって30分ですからね。
重さも相当あるので、どうせ使わない空気呼吸器なら、もう背中から降ろしちゃってます笑
火災現場で発生する有害物質の危険性に関する検証
今年度、火災現場で発生する有害物質について、”どのようにすれば除去できるか”という報告がされました。第一報ということなので、今後も続報にも期待ですね👩🚒！
少し見てみましょう🤚
火災現場で発生する有害物質の危険性に関する検証
火災現場では VOC が発生し、火点室内や可燃物が高温になるほど BZ の発生量が多いことが明らかとなった。その一方で、効果的な除染を行わなければ、防火衣生地の内部には有害物質が長時間残存することがわかった。将来的な健康被害のリスクを低減させるためには、火点室の早期の積極的な排煙や防火衣等の各種装備品に対し、有効な除染が必要であると推定される。
VOCというのは、揮発性有機化合物のことで、いわゆる発ガン性物質のことです。
この報告によると、火災現場や防火服の除染を行わないと、”防火衣の生地の中に、有害物質が長時間残存する”ということですね。恐ろしいことです。
火災現場の風通しが良くなれば、当然発ガン性物質も周囲に飛散して、健康に影響がない程度までに薄まってくれるので、火災現場の換気も重要ということのようです。
防火衣の洗い方👕
それでは、”どのように防火衣を除染したら良いか”
これについても検証をしていただいています。様々な方法をとって、防火衣に残存した発ガン性物質を測定して、どの方法が一番効果的だったかを教えてくれています。
この除染を消防本部の偉い方に話すとですね。
👴「専用の洗濯機買ってとかいうんだろ？」「そんな金ないし！！」
って言われるんですよね👩🚒笑
でもちょっと待ってください？
洗濯機、、、いらないかも。
この表を見てください。
👩🚒このような結果です。
除染のパターンとしては７つですね。何もしなかったのが①、他には、密閉したり、屋外に静置したり、シャワーを流したり、洗濯機で洗ったり。。。。
そのあとの結果の数値が右に並んでいます。
これを見ると、「①除染なし」と、「②容器内密閉」は濃度の下がり方が悪いですが、それ以外は結構数値が下がってますね。特に差も無いようです。
”シャワーで洗う”＋”日陰に30分静置”でOKではないか
「③日陰の屋外に静置」しようが、「⑦洗濯機」で洗おうが、下がる濃度は一緒だったという結果です。ACGIH (米国産業衛生専門家会議) による作業環境許容濃度の勧告値は 0.5 ppmですから、どの方法をとっても、その数値は下回るようです。
👩🚒「なんだ、専用の洗濯機。。いらないじゃん・・・。」
火災現場には水があるので、
１、消火活動後は、放水で防火服を流してもらう。
２、その場で脱いで袋に詰めて持ち帰る。
３、持ち帰ったら日陰に30分置いておく。
たったこれだけです。
日光はあってもなくても良さそうなので、紫外線による防火衣の劣化を防ぐためには、日陰が良いかもしれませんね。
防毒防塵マスクをつけよう
あとは、空気呼吸器をつけていない時に、発ガン性物質を吸い込まないように、防毒防塵マスクをつけるということでしょう。
こういうタイプですね。
それで、このフィルタをつけるとOK。
高いのかな・・・。
マスク本体▶️3,000円
防毒防塵フィルタ▶︎500円
・・・・・👩🚒💦安っ・・・笑。
安いじゃん！！！！
使用期限はあるでしょうが、全職員分買っても安いじゃんってレベルですね。
まとめ
それではまとめです。
今回は、火災現場で発生する発ガン性物質への対応について勉強しました。
１、防火衣を放水で流す。脱いで袋に詰めて持ち帰る。そして日陰で30分静置。これで安全。
２、火災現場は早めに換気を図り、発ガン性物質の濃度を減らす。
３、身を守るのに必要な防塵防毒マスクは、たった💰3,500円。
どうでしょうか。
市民の命を守るのが、私たち👩🚒🚒🚑。
自分や、仲間の命を守れなくて何が消防士でしょうか！！！
僕だって長生きしたいぞ！！！笑
「ゼロの知識を１にできた。」これだけで活動が大きく変わります。
これが成長です👨🚒。
次の勤務の時に、ディスカッションしてみてくださいね。
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さもないと、、、APO隊長に呪われますよ👩🚒笑
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ではまた🤚✨！！！！
「書籍購入」と「救急救命士としての研修費用」に充てさせていただいており、職場内での勉強会に活用しています✨