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noteフェスに参加した、私達の舞台裏


・はじめに

 note CREATOR FESTIVAL 2021に参加させていただきました。

 僕はこの祭典のなかのひとつ、ゲームカテゴリ「マイクラで作る理想の街」という体験プログラムに参加しました。大きな大きなイベントの波に、運よく乗ることができたのです。


マインクラフトとは?
 ブロックで構築された世界でサバイバル生活をしたり、自分の思い描く建築物を作ったりする自由度の高いゲーム。
 ちなみに、世界で一番売れているゲームらしい。


この企画の参加人数は30人超。親子で参加する方や関わってくれるnoteスタッフさんもいるので、もっと多いかもしれない。

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(こちらの画像はねむさんが作成してくれました)

 年齢は小学生から、セカンドライフを過ごす方まで。年齢も性別も、職業も立場も違う人間が、たったひとつの理想の街をつくることを目標に、集まりました。

共通点は「noteに存在しているクリエイター」ぐらいでしょうか。

マイクラは僕もプレイしたことはあったけど、知識なんて全然ない。それぞれゲームの腕も初めてマイクラをする方から熟練者まで様々。ゲームの設定はサバイバル(ゾンビや敵が容赦なく襲ってくるモード)です。

冷静に考えたら「大丈夫なのか?」と思う難易度ですよねw


・スタートラインに立つために

 企画参加の連絡を受け、参加者はそれぞれDiscord(大人数で通話等ができるコミュニティアプリ)に招待されました。

noteのゲームカテゴリディレクターの須山 奏さんに声をかけていただいたマイクラメンバー。「さぁ、さっそく街をつくるぞ!」というわけにはいきません。自己紹介をして、noteフェス開催日までに様々なことをクリアしなければなりません。

とくにテストサーバーの試験やDiscordサーバーの運用方法のアイディア出し、お互いの情報交換は必要不可欠でした。

マインクラフトはクロスプラットフォームでプレイすることができます。それはパソコンはもちろん、プレイステーションやswitch、スマホのプレイヤーとも同じ世界で遊べるということです。

つまり、各々の設定の仕方や環境が違う。

同じ世界に入るために、須山さんを筆頭にみんなで声を掛け合い、わからない部分を教えてもらいながらスタートラインに立ったのです。

良い意味で、noteのスタッフさんだけで全てが用意されている環境ではありませんでした。一緒に考え、一緒につくり、補い合うことはこの時から始まっていたのだと思います。こんな素晴らしい企画ほかにありますかって感じですよ。

みんなで創作するのに、全て用意されている方がおかしいはず。
各々がクリエイターなのに、もし用意されていたらつまらなかったはずだ。


 テストサーバーではふたつほどのワールドを体験した。

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ひとつめのテストワールド。
今思ったら一番平和な世界だったかもしれない。

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写真の島はテストサーバー2回目で、海に浮かぶ孤島だった。
マイクラは、一律にワールドが設定されているわけではない。世界が生まれた時、ランダムにその姿を変える。つまり、本番までどんな世界で、どんな地形でどんな素材にブロックがくるかわからない。

開始20分も経てば夜は来る。夜は、ゾンビが出てくるのだ。

そんななか、理想の街を…?


・はじまる、街づくり

10月15日18時、noteフェスの開会時間より少し前に、チームはマインクラフトの世界に飛び込んだ。開会してからは、3日間自分達の作っていく世界がYouTubeで配信されることになっている。

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(noteイベント情報公式記事より引用)

湿地帯と砂漠の世界。ゾンビはもちろん、ウィッチややスライムもでてくる湿っぽい場所です。

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 急いで建築をし、松明をつけていくマイクラチーム。マイクラの知識が豊富なrokuさんゆうらさんに助けられる。みんながわーわーと叫びながら困難を乗り越える姿だけで、楽しくなってくる。ゾンビに襲われている仲間を助けながら、助けられながら少しずつ安全な場所を増やしていく。

マイクラには満腹度があるので、食料も確保しなければならない。Rogerさんを中心に、釣りで魚を取ってくれる。干し柿さんは魚を自動で焼いてくれる装置まで作ってくれた。

それぞれが、それぞれにできることをやっていく。計画や予定を作れないものだから、能動的に動いている。初心者の人はコミュニケーションでみんなのモチベーションを上げたり、画像を作る人がいたり、羊を七色に染めたり(?)色々な形で街に関わっていった。

自分はnoteのロゴをゆうらさんと一緒に作ってみたり、フォトジェニックなものを作った。

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フェスでの途中経過でこの場所が使われたのすごく嬉しかった。

こふじさんもnoteのロゴを作るとのことで、素材集めを手伝ったりもした。自分自身が建てなくても、マイクラにはこういうコミュニケーションがあるのだ。

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光る巨大なnote。映えすぎる。

紹介しきれないくらいのすごいものが、どんどんとできていくのは圧巻としか言いようがない。参加している自分がいうのもあれだが、本当にこの人達はすごいと思った。

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ありんこさん×干し柿さんコラボの周遊トロッコも。素材はみんなで集めたりしている。繰り返しになるが、色々な関わり方があるのだ。


 このトロッコに乗っていると、不思議な充実感があった。
まるで学生時代の文化祭のあとのような、24時間テレビをずっと追っていたあのときのような……。ひとりでは決して創れなかった、何かを見ているからだと思う。


・理想の街とは

 計画も何もないし、ひとりひとりが描く理想の街は違う。正解なんてない。

だけど、こんなにも素晴らしい街ができていた。

不思議だと思ったけど、僕はこのフェスが終わった時になんとなくわかったことがある。

「みんなでつくる理想の街」は完成していた。

それは、街としての結果ではなく、その過程にあったメンバーの思いやり・心くばりのなかにあったように思う。少なくとも、僕の理想の街はそこにあった。

街に必要なのは素晴らしいデザイン、効率的なもの、そんなものだけではなくって。

お互いの創作を認め合える環境が、確かに今、マインクラフトの世界のなかで存在していた。

……これって、どっかで見たことあった。noteじゃん。

noteへ、ようこそ!
noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。

 僕は、最初からnoteさんの掌のうえでコロコロ転がされていたのかもしれない。


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・わたしたちの舞台裏

 noteフェスの開催にあわせて「わたしの舞台裏」というお題があった。だけど、この記事では僕はあえて「わたしたちの舞台裏」にしたいと思ってこの記事を書いている。

 今回の企画は須山さんいわく、noteスタッフさんのなかでも評判が良かったらしい。素晴らしい企画を運営してくれた須山さんに迷惑がかからなくて良かったと安心すると同時に、同様の企画は今後もあるのかもしれないので、期待したいところだ。

あのマインクラフトの世界はもう見ることができないかもしれない。

だけど、それでもいいと思えている。

今これを書いているこの場所が、僕にとって、そしてわたしたちにとって、あのマイクラの世界から続いている創作の街なのだから。


そしてそれは、もっと広げることができる。

この世界はマインクラフトよりも、もっと自由度が高いのだ。




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