VITA Trophy Race Rd.1筑波 優勝!
どうも、岡田です。
今年の実車レース活動のスタートとなる、『VITA Trophy Race Series Rd.1筑波サーキット』が5/26に開催され、No.77 zenkairacing VITAのドライバーとして参戦。
久々のスプリントレースで、予選2番手から優勝!
ドライバーとして参戦したレースとしては、実車挑戦から4年目で初優勝となりました。
■前日にVITAの先輩・兒島君からのアドバイスが
レースは5/26の1Day開催で行われる『VITA Trophy Race』ですが、前日5/25のスポーツ走行で事前プラクティスを行いました。
ここで、急遽来てもらえることになったZENKAIRACINGの兒島君と2台で走行。
兒島君は去年、VITAを使用するレースの中でもとんでもない参加台数を誇る『FCR-VITA(富士)』に参戦し、入賞を果たした実績があります。
搭載されているロガーを抜き出し、兒島君との乗り方の違いや詰め代の確認をしてもらったのですが・・・
兒島「まもちゃんはシフトアップが遅い!!それだけで0.150秒は詰まるぞおい!!!」
VITAはHパターンの3ペダルなのですが、特に4→5のシフトアップ操作に難アリで、自覚はしているのですが4→3のシフトミスへのビビりだったり、そもそも右奥にレバーを動かすのが遅かったりしてるのがロガーの線にハッキリ現れておりまして・・・
写真・動画撮影で来てくれた塩谷君からも
「シフトアップの谷、水たまり出来そうだね」
「ストレートだったら絶対まもちゃんに負けないわ」
などという罵声を浴びせられる始末・・・。
ということで、見事にドライビングの欠点を指摘していただいたのですが、タイムはユーズドタイヤでも1分03秒台後半は出すことができる仕上がりで、今まで何度か走行した中でも77号車の仕上がりの良さを感じることができて、翌日のレース日に向け自信がついた直前練習日となりました。
開催サーキットが筑波ということで、練習日走行した後は墨田に戻ってZENKAIRACINGの4.1軸シミュレーターに乗って復習。
トレーニングMODのZITA-01と、フォーミュラポジションのZR-SX400はこれ以上ないシミュレーション環境で、これが無いととても自信をもって初のVITA×筑波のレースに臨めないぞってくらい重宝しました。
この環境でレースと仕事をさせて頂いていること、あらためて感謝です。
■ポールまでの差0.061秒・・・
迎えたレース日。
まずは9:05に開催される15分の公式予選からスタート。
VITAの指定タイヤは、専用ではありますがスリックタイヤではないこともあって、ある程度の周回ピークが続く特性になっている…という話は聞いていましたが、何せ初めて履く新品タイヤ。
ポールポジションを目指して攻めますが、ユーズドの時より「ほんの少し」高いグリップを使い切れなかったことと、内圧調整をややミスったことで、結果はトップから0.061秒差の2番手となりました。
ZENKAIRACINGチーム一同「見てみろぉ!シフトアップ早かったらポールやないかボケェ!!」
ぐうの音も出ないっす。
筑波サーキットは、これまで僕がレースに出ていたような大き目のサーキットと違って狭いので、勝つためにポールポジションは欲しかったのですが、取れなかったのでレース序盤の差が無い状態で何としてもトップを奪取しないと勝てないと自分にプレッシャーをかけて、レースまでの時間を過ごしていました。
■2周目にトップ奪取!実車レース初優勝!
同日14:00
スタンディングスタートで行われる『VITA Trophy Race』の決勝に向け、77号車をグリッドに止めました。
15周で争われるレースがスタート!
スタートの蹴り出しは良かったのですが、へたくそなシフトアップが災いしたか加速が伸びず、後続にインに並びかけながら1コーナーへ。
軽い接触しながら、ここでは守って2番手のポジションを確保。
1周目ダンロップコーナーの時点で、タイヤの温まりがトップの87号車より良さそうだったので、予定通り早めに仕掛けてトップを狙います。
2周目1コーナーでトップ87号車のインに入りオーバーテイク。
トップに立つことができたので、あとは守れば勝てる!!
・・・と思った矢先に、赤旗中断。
ダンロップコーナーで単独クラッシュを喫した車両の回収と、コース清掃の為でした。
1列ローリングスタートでレースが再開。
無難にスタートを決めて、暫くトップ4台が団子状態で周回していましたが、再開して5周目の最終コーナーで2番手の87号車と接触。
2台共バランスを崩しましたが、僕の方は何とかコース上にとどまり、87号車はスピン、コースアウトするシーンがありました。
この混乱で後続との差が開き、残りの周回を消化し、トップでチェッカー!
2021年にパーティレースから実車レースを始めて、昨年までスーパー耐久に参戦しながらも実現できなかった優勝を、やっと達成することができました。
4年かぁ・・・長かったなw
パーティレースは接触したらノーポイント、スーパー耐久は耐久だから接触なんて御法度…というレースを実車ではずっとやってきてたので、今回のレースではスプリントレースらしく?結構接触が多く、せっかくのZENKAIRACINGカラーが傷だらけになっちゃったのが辛いですが、それでも勝ち切って帰ってこれたのは一つ大きな自信になりました。
次レースする時はポールから逃げ切って、無傷で帰ってこれるよう精進します!
今回は以上!
岡田
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