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eモータースポーツプレイヤーのプレイ環境

どうも、岡田です。

今回はレースゲーム・レースシムをプレイする「eモータースポーツプレイヤー」のプレイ環境についてお話します。

eモータースポーツがeスポーツの中でも特殊なジャンルであることは、僕のnoteの過去エントリーでも書いているのですが、それ故プレイ環境も他のeスポーツプレイヤーの環境とは大きく異なっていると思います。

noteでは割と、違うeスポーツをやっている方や大会を主催されている方がいるようなので、異文化交流目的でまとめてみます。

◼️プレイ環境全体像

eスポーツプレイヤーのプレイ環境を想像してみると、めっちゃピカピカ光るPCやキーボードに囲まれ、いくつもモニターがあり、薄暗い部屋...なイメージがありますが、僕のeモータースポーツ用の部屋はこんな感じになっています。

※これでも机の上とか片付けたんですよ💧

なんかもう、改めて見ると部屋にあるのが"変"ですよね笑

自分で言うのも何ですが、これは割とやり込んでる方のプレイ環境だと思います。

というのも、昨年よりレーシングシミュレーター筐体「DRAPOJI」を"筐体サポート"という形で提供頂いておりまして、かなり本格的なプレイ環境でやらせて頂けてます。

こちらの詳細はまた後で紹介しますね。

その前がこの"折り畳みできるコックピット"の「PLAYSEAT レーシングコックピット Challenge」というセットを使ったプレイ環境。

多分今はこの位の環境でプレイされてる方が多いのではないでしょうか。
折り畳み出来てスペースにさほど困らないし、コックピットも3万円くらいで手に入りますからね。

さらに前...大体GTSportが出て暫くくらいの時期まではこのような環境でやってました。

ちゃぶ台みたいな机に26型TVを乗せて、更にハンコンも設置。
シートはアップガレージで買ってきた実車用のセミバケットシートを「すのこ」に付けて置いてます。

まあこの位の環境の方も多いかなと思いますが、とにかくハンコンの振動で机が動きまくって大変でしたw
シートと机も別々なので、シートポジションなんか毎回違って当たり前な感じです。

さらに前の時代はシフトノブもちゃぶ台に付いていて、写真が無いのですがシートは柔らかい座椅子でした笑。
4:3画面のTVが懐かし過ぎるw


という「愛車遍歴」ならぬ「筐体遍歴」をざっと紹介しましたが、さらに前のハンコンではなく標準コントローラーを使ってた時代は普通にゲームが置いてあるだけの部屋でした。

なのでハンコンを使うようになってしまって、部屋がどんどん特殊になっていってしまいました笑

◼️コックピット

ここからは更に詳細なプレイ環境を紹介します。

先ほども触れたように、昨年から「長谷川工業」様よりレーシングシミュレーター用コックピット「DRAPOJI」をご提供頂いて使用しています。


この「DRAPOJI」はかなり"剛性"にこだわっているコックピットで、いくつものアルミフレームをボルト止めして組み立てます。

DRAPOJIではないのですが、大阪のシミュレーターショップ「LAPS」さんの自作コックピットもアルミフレームで作られていますので、そのくらいハイエンドなものです。

多分自転車のパンクを直せるくらいの技量がある方は3時間くらいで組み立て完成しますが、僕は直せないくらい不器用なのでじっくり8時間かけて完成させました。

DRAPOJIには本体フレーム以外にも様々なオプションがありますが、僕のは「アジャスタブルペダルマウントシステム」という、ペダルを固定できて更に角度調整もできるオプションフレームも付いてます。

ペダルは通常、底に付いてる滑り止め頼りで床に置くのがほとんどだと思いますが、どうしてもちょっとずつ動いてしまうもので、ボルト止めで固定されるとその心配がなく良いです。

また角度調整も、ちょっと起こした方が実車的なポジションになって特に8割くらいの踏み調整が楽になりました。

更にTVもDRAPOJIフレームにより固定されていますが、実はこの部分は特注で製作して頂いてます。

というのも僕がDRAPOJIを提供頂ける話になった時に、GTSportの大会の時に使う筐体に近いポジションでプレイしたいと相談させて頂いたんです。

GTSportの大会に使う筐体は、ハンドルとTVの距離が近く、更にTVが大きいんですね。
なので以前はここに座る度にステア操作とゲーム内の車の反応に違和感を感じて、なかなか普段通りに走れないなと思ってました。

特注TVマウントに55型TVを設置した今の筐体は、かなり大会環境に近い雰囲気でプレイできていると思います。

ちなみにオンラインで上手く走るのが目的であれば、こんなにTVは大きくない方が良く、可能なら3画面設置してプレイする方が良いかと思います。

大きいTVは画面内にある情報が視覚外になって目線を変えないと視認できなかったりしますし、3画面ならバトル時に特に大事な横の確認もできますからね。
実車の練習も首を動かす3画面が好ましいです。

TVはハイセンスというメーカーの55型4K TVを使用してます。
55型なのに10万円以下で手に入れられました。
安い中でも「レグザエンジン」っていうものが入ってるか否かで遅延の有無に影響あるらしいです。
これは入っていて遅延は全く気になりません。

シートはこれも提供頂いたDRAPOJI用のフルバケットシートです。
「goodgun」という実車用のシートメーカーとのコラボレーションで製作されています。

ちゃんとシートレールもあり、実車同様足下のレバーを引いてポジション調整可能です。

横Gの無いeモータースポーツにフルバケは意味あるのか?という疑問はごもっともで、機能的な意味は皆無に近いです。

しかし実車でフルバケに座ってる方は理解してもらえるかと思うんですけど、動きにくいフルバケに座ると目先の事に集中しやすいので、没入感の向上には一役買うアイテムだと思っています。

ちなみにですが、このDRAPOJIのサポートを受けている他の方は

・"ゲーマー出身レーサー"冨林選手
・モータースポーツMCやモデルをされている大塚リコさん
・レーシングドライバー脇阪寿一さん

と、とんでもないメンツだったりします。

あの脇阪さんと同等...いや特注してもらっているので下手したらそれ以上のサポートを受けていますが、ゲーマーの僕より明らかにレーサーの脇阪さんの方が宣伝効果あるのは大丈夫なのかという。。。💧

この辺りの話、こちらの記事でちょっと突っ込んで書いてるので、気になる方はご購読下さい。

◼️ハンドルコントローラー

eモータースポーツのプレイ環境を作る中で一番の迷い所が「どのハンドルコントローラーにするか?」だと思います。

迷ったら「スラストマスターT300RS GTエディション」という機種がオススメです。

迷うということは特にハンドルコントローラーに拘りはなく、普通に楽しくプレイしたいのだと思いますが、それならT300RSだと思います。

値段も標準的で3ペダルで、故障はしますが他の機種よりは壊れにくい印象です。

そこからGTSportをやり続けるなら「スラストマスターT-GT」、iRacingやアセットコルサなどでリアルさを求めるなら「ファナテックシリーズ」や「シムキューブシリーズ」といったハイエンドモデルに手を出すのが一般的でしょう。


そもそもeモータースポーツが一般的ではないという話はしてはいけない。


僕はiRacingやアセットコルサもプレイしますが、GTSportもやり続けたいのでT-GTを選択しています。

ロジクールのG29/G923はほとんど触れてないのですが、FFB(路面の凹凸や縁石乗り上げた感覚がステアに伝わる強さ)の弱さが好み別れるのだとか。

G923はJeGT参加者として提供頂いてるので、今度試そうと思ってます。

◼️その他

その他ってなんや!って感じですが、まあ机の上に置いてあるものや、身に付けるものの話です。

・キーボード&マウス
PCタイトルを使用する時に使うものですが、これはPC買って最初に付いてくるコード付きのものではなくワイヤレスのものが好ましいです。

というのも、操作はフルバケットシートに座りながら行うので、座ってる近くにキーボードもマウスも欲しいです笑

僕はELECOMさんのワイヤレスキーボードとマウスを使ってます。
電池で動きますが、1年経って1回も交換してません。
消費電力少ないのかも。


・スマホホルダー

オンラインのeモータースポーツイベントは「進行の放送しますので、YouTube見ながら参加してくださいね」ってよく言われます。
そんな時に手元にスマホが固定されていると便利です。

僕はカー用品店で買ってきたスマホホルダーをDRAPOJIに両面テープ付けでつけてます。
便利ですが、もう少しカッコ良くしたい笑

・ヘッドセット

こちらでヘッドセットについては検証したり語ったりしてるので、是非読んでもらえればと思います。

・レーシンググローブ&シューズ

リアルのモータースポーツでは車両火災の備えで専用グローブをしたり、繊細な操作のために薄底の専用シューズを履いたりします。

eモータースポーツもシムショップに行ってリアル走行の練習としてプレイする際などは、これらを身に付けてプレイします。

グランツーリスモを家でプレイする際は素手・裸足でプレイすることが多いですが、オフラインで誰かに見られながらプレイしたり、オンラインでもJeGTやスープラカップなどカメラ設置が義務付けされてるイベントは見た目も重視して身に付けることが多いです。

黒いシューズも赤いグローブも、2019年にFIAGTC東京のスープラカップに参加した際に配布されたPUMA製のものです。
FIAGTCでは選手にこれら装備を義務付けされています。

この赤いグローブなんですが、白い四輪用FIA規格のグローブと比較するとかなり薄いのが解りますかね?
どうやらカート用のグローブのようですが、実車より小さいハンドル径のハンコンを使うGTSportでは特に、薄いグローブの方が素手に近い感覚でプレイできて僕は好きです。

◼️終わり

という訳で、かなり長編でeモータースポーツプレイ環境を紹介しました。

近年のeスポーツ流行りにより、レーシングシミュレーター用コックピットも色々なメーカーから様々な筐体が出て来てますし、ハンドルコントローラーも安価なものから、実車買えるやろ!ってくらい高額なものまで選べるようになりました。

実車で言えばサスペンションとかタイヤをどのメーカーのどの銘柄にするかみたいな話で、各々のプレイヤーが選ぶ組み合わせを比べてみるのも面白いでしょうね。


その中でコックピットは「DRAPOJI」を選んでもらえれば、サポートプレイヤーとして嬉しい限りです👊

ではまた

岡田

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