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【GT7】JEGT 2024チャレンジリーグRd.2【プV】
どうも、岡田です。
本日はグランツーリスモ7を使った、国内最高峰のeモータースポーツリーグ『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024チャレンジリーグRd.2』の大会日でした!
僕が所属する『i EU KOH(アイコ)Racing』が挑戦するチャレンジリーグは午前中に開催されましたので、即日レースレポートです(笑)
■『プV』唯一の見せ場
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JEGT 2024チャレンジリーグ第2戦のコースは、イタリアのモンツァサーキット。
それも、第1シケインをショートカットする「シケイン無し」レイアウトが採用されました。
開幕戦のレースレポートでも書いたように、我々i EU KOH Racingが使用するプジョーVGT(通称プV)は、このモンツァサーキットに特化してチームが選択した車両ですので、このモンツァ戦で活躍できなかったら本当に目立つためだけにこの変な車を選んでしまった事になります。
ということで、この第2戦は開幕戦とドライバーを総入れ替えで、予選に舟根選手、決勝に岡田という布陣で挑みました。
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しかしながら、上位を期待した予選では残念ながらトップから1.494秒差の9位が精いっぱいという結果に。
たしかにストレートはどの車よりも速いのですが、インフィールドが遅すぎるどこの車ァ…。
それでも直線番長の扱いには多少自信がある岡田。
レース強さを武器にオーバーテイクショーを誓って決勝に臨みます。
■ジャンプアップを図った1周目だったが…
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決勝レースのルールはご覧の通り。
ソフトとミディアムタイヤを使用しないといけないため、1ピット義務のレースですが、かなりタイヤライフが短い倍率になっているのであまり戦略は分かれなさそうなレギュレーションでした。
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11月23日午前11時過ぎ。
チャレンジリーグを戦う10台のマシンがグリッドに並び、ローリングスタートでRd.2の幕が上がります。
予選トップ2には、昨年僕が所属していたWEINSチームのGRスープラ2台が並び、その後ろにBMW M6の2チームが並ぶ上位勢。
普通Rd.2に向けた車両選択ならプジョーじゃなくてGRスープラだろとか思っちゃいけません。
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オープニングラップのシケイン。
9位のポジションを守り進入すると、11号車・88号車・193号車が絡み、88号車がコースアウトを喫します。
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3台のバトルで加速が鈍った11号車と193号車を、4コーナーで一気にオーバーテイク!
プジョーはスリップ圏内にさえいればストレートで負けることが無いのは、チーム員との練習で分かっていたので、ここで5位の195号車の後ろに着けたのはデカい!
上位進出の切符を掴んだかに思ったのですが…
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続く5コーナーで11号車との接触があり、19号車はハーフスピン…
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後ろからの躍進に賭けた1周目でしたが、残念ながら再び9位までドロップし、仕切り直しとなってしまいました。
■とっさに決めた『1周ステイ』
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1周目のハーフスピンから立ち直り、何とか11号車を先頭とする6位争いには加わりました。
上位陣では2番手スタートだった103号車GRスープラがトップに立つと逃げ切り体制。
2~5位の車両が団子になり、6位以下はバトルで並ぶことが多くペースを上げることが出来ていない状態でした。
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6周目に88号車とのバトルでシケインを抜けると、目の前には2番手を走っていたはずの71号車がスピンしている姿が!
504号車との絡みで71号車がスピンしていたところを通り、7番手に上がります。
さて、全車がミディアムタイヤでスタートしていたため、この6周目がセオリー通りのピットタイミングとなります。
事前の練習走行で各車の動きを見ていても、大抵6周で走るのをやめていたので、おそらく全車がこのタイミングで入るのだろうと思ってました。
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僕も本来は6周目に入る予定でしたが、ストレートが速いだけでは周りにいる車に対して前を取れる気がしなかったので、流れを変えるべくとっさに1周ステイを決断!
僕以外の9台は全て6周目にピットインし、ソフトタイヤに交換していきました。
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始めて単独で進入するシケイン(笑)
ペナルティギリギリまで攻めて、なるべくソフト勢のアウトラップに負けない走りをしなくてはなりません。
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そして7周目終わりにピットイン!
ソフトタイヤに交換します。
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残り3周となるレース。
ピットアウトすると元々は後ろにいた88号車・777号車に抜かれ、一旦順位を下げ9番手から追い上げを開始していきます。
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迎えたファイナルラップ。
6周目にピットインしたライバル勢はほんの少しタイヤがタレてきてる中、プVに装着されたソフトタイヤは熱が入って絶好調。
まずは得意のホームストレートで777号車のRX-VISIONをオーバーテイク。
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勢いそのままに7番手を走る193号車のAMGに、シケイン脱出速度の差を活かして4コーナーで仕掛けていきます。
ピットタイミングをずらしたことで、それまで直線しか良いところの無かったプVが!コーナーでも勝負できる!
走ってて涙が止まらない。
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4コーナー、5コーナーと193号車とは横並びのバトルが続きましたが、充分に長い裏ストレートの加速で前を取り7番手に順位を上げました。
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そのポジションのままチェッカーを受け、暫定結果としては7位でレースを終えました。
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1周目の接触が無く、5位の車のスリップを捕えられていたらどうなってたかなぁ…という悔いはありますが、プジョーVGTという恐ろしく変な車でJEGTという大きい舞台を走ったというインパクトは、少なからず残せたレースだったかなとは思います(笑)
■正式結果と2024シーズンの所感
【11/27追記】
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大会から3日後の11月26日に正式な決勝結果が発表されました。
僕の乗った19号車は、88号車とのバトルの最中にあった接触による1秒ペナルティを貰いつつ、504号車が71号車との接触で10秒のペナルティを貰っていたことで、結果的にポジションは変わらず7位となりました。
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この結果から、シリーズランキングはチャレンジリーグ参戦10チーム中、最下位の10位で終えることとなりました。
ん~~~~厳しい!
まあでも正直、プショーVGTでできることはやったと思います(笑)
Rd.2で貰ったペナルティやら、最初の立ち回りをもっとうまくやってたとしても、昇格戦出場権利のある2位以内どころか、9位にも届いた気がしません。
次回JEGT参戦できる機会があれば、参戦初期段階からしっかり関わって、勝ちを目指せる体制と雰囲気作りしながらできると良いなと思った2024シーズンの参戦でした!
っていうか、JEGT年間2戦って短っ!!
しかも11月中に終わっちゃって、凄くあっけない感じ💦
Hokuei Racingの皆さんともコミュニケーションがやっと取れてきたかな、ってところでシーズンが終わっちゃった印象です。
■決勝レースオンボード
今回は以上!
岡田