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Linuxをもっとよく知ろう!

皆さんこんにちは!株式会社エイペクスです!

春を迎え、新社会人として新たな一歩を踏み出した方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

その中でもITエンジニアとして入社された方は、
専門用語の多さに戸惑うこともあるかと思います。

今回は特に初めて聞く方も多いであろう「Linux」について
よく感じる疑問にお答えしていきます!

※本記事の見解は執筆者個人の意見となりますのでご了承ください。


Linuxの概要

Linuxはオペレーティングシステム(OS)と呼ばれるソフトウェアの
ひとつです。

OSはCPUへの命令・メモリの管理などを通して、
ハードウェアを動かしてくれるソフトウェアです。

OSには様々な製品がありますが、
その中でもLinuxはOSS(オープンソースソフトウェア)と呼ばれるものです。
OSSはソースコードが公開されているため
誰でも自由に使用・変更・再頒布が可能となっているのが特徴です。

疑問① どんなときにLinuxを使うの?

Linuxは主にサーバーと呼ばれるコンピューターを動かすサーバーOSとして
利用されています。

サーバーは利用者に様々なサービスをいつでも提供できるようにするため、
基本的には24時間365日安定して稼働させる必要があります。
そのため、ハードウェアはもちろん、
サーバーOSも安定して稼働することが求められます。
Linuxはその安定稼働に優れているOSです。

Linux以外にもサーバーに利用するOSは存在しますが、
Linuxが選ばれる理由のひとつとしては
OSとしての動作が比較的軽量であることも挙げられます。

疑問② Windowsとの違いって何?

前述の通り、Linuxは主にサーバー用のOSとして利用します。
そのため、
皆さんが普段利用されているPCにインストールされている
クライアントOS(Windows 11 や MacOS)とは
出来ること・出来ないことを一概に比較することは難しいです。

Windowsにはサーバー用OSとしてWindows Serverがありますので
そちらと比較しますと・・・
Linuxサーバーでの各種操作は負荷のかかるGUIではなく、
より軽量なCUI(コマンド操作)で行うケースが多いです。

なぜCUIによるコマンド操作を利用するかというと、
GUIによるデスクトップ画面のグラフィック描画など
負荷のかかる機能をなるべく搭載させないようにして
安定稼働を妨げないようにすることが目的の一つでもあります。
(LinuxでもGUIを搭載させること自体は可能です。)

ちなみに・・・
LinuxでもクライアントOSとして提供されているものがあります!
ブラウザ(Firefox)やメーラー(Thunderbird)も利用できますので
ご興味があればお試しください!

※Ubuntu Desktopの紹介サイト(英語)
Ubuntu PC operating system | Ubuntu

Ubuntu Desktop 22.04のデスクトップ画面です。
このバージョンのコードネームは"Jammy Jellyfish" (ジャマにならないクラゲ)

疑問③ いろいろな種類があるらしい?

Linuxには様々な種類(ディストリビューション)が存在します。

Linuxは「カーネル」と呼ばれるOSの中心となる部分と、
それ以外の「ソフトウェア」の部分に分けることができます。

実際にはこの「カーネル」がCPUやメモリへの命令を行い、
その命令を助けるのが「ソフトウェア」の部分です。

通常、ソフトウェアは複数のプログラムにより構成されています。
プログラムが実行されると、ひとつの「プロセス」として扱われます。

プログラムがCPUやメモリを使いたい時はカーネルにお願いしています

このカーネルと様々なソフトウェアを
各企業や団体(ディストリビュータ)がそれぞれの考えに基づいて
使いやすく変更し、ひとまとめにして頒布しているものが
ディストリビューションになります。
そのため、Linux OSと一口で言っても各企業・団体によって
提供される種類が少しずつ異なります!

ディストリビューションとしては、大きく以下の系統があります。
RedHat系:RedHat Enterprise Linux(RHEL)、CentOSなど
Debian系:Debian、Ubuntuなど

ディストリビューションで違う点があるかというと・・・
「出来ること」に大きな違いはないですが
まとめられているソフトウェアに違いがあります。

例えば、ソフトウェアのバージョン管理を行う
"パッケージ管理ツール"で比較してみると
RedHat系は「dnf/yum」、Debian系は「apt」
というように、系統によってソフトウェアが異なる場合があります。
モノによっては操作も異なる場合があるので注意しましょう!

まとめ

Linuxはサーバー用OSのひとつですので
今後関わる機会が増える方もいらっしゃるかと思います。

インフラを中心とした業務の方はもちろん、
開発を中心とした業務の方も深く学んで損はないと思います!

OS自体は無償で提供されているものが多くありますので
是非Linuxでサーバーを構築して、Linuxを極めていきましょう!


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