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Algorand Defiガバナンス初心者ガイド

Algorand周りの環境がだいぶ変わってきたので、以前一回作成していたのですが、改めてガバナンスの参加方法の解説を行います。

このnoteでは初心者を対象としたものですので、扱いやすいFolks Financeの一番オーソドックスなDefiガバナンスのやり方を解説します。
この他にもレバレッジコミットとか、xGovとか、バイナンススマートチェーンが絡むxALGOなんかもあったりしますが、そちらは割愛します。この辺りの話はDiscordでよく私が喋っていますので、気になる方はDiscord見ておいてください。(なお、これらは上級者向けになるので、知らずにあんまり触って欲しくはないなと個人的には思います。)

Discordのリンク

通常のガバナンスとの違い

まず、簡単にDefiガバナンスと通常のガバナンスのメリットデメリットを比較しておきます。

・通常のガバナンス

ガバナンスに参加させた(コミットした)ALGOが自分のウォレットの外に出ていかないのでセキュリティ面では一番安全。

報酬がDefiガバナンスの1/3程度しか入らない。(第6回ガバナンスの報酬が通常のガバナンス年利5.56%、Defiガバナンス年利15.65%)

ガバナンスから脱落しないための保持ALGO数や投票など、全て自分で管理する必要がある。

・Defiガバナンス(今回紹介する方法の場合)

資産をFolks Financeに預ける形になるため、サードパーティーリスクが存在する。(ただし、Algorand財団からの支援を受けられ、結構うまいビジネスモデルで収益性の問題もなく、わりと大きな企業が運営しているので、安全性はかなり高く、万一の時も補償が受けられる可能性は高い。)

通常のガバナンスの報酬の約3倍もらえる。

最悪投票しなくてもFolks Financeが勝手にやってくれるのでお任せできる。

Defiガバナンスの方がブロックチェーンの指標として、チェーンに良い影響を与える。(TVLが増加する。)

ガバナンスを途中でやめても報酬を受け取ることのできる選択肢がある。(ただし、結構通常と異なる操作をすることになるのでこれやる場合は自己責任で。)

前回Folks Financeから参加してた方へ

Folks Financeは投票は放置できるものの、ガバナンス期間をまたいで放置できるわけではありません。

前回のガバナンスに参加させてるALGOを次のガバナンスにも参加させる場合、必ずこの操作が必要となります。(今回初めて参加される方も、コミットが終わった後にここ読んでおくと良いです。)

そして、この操作には期限があります。
前回のガバナンスが終了してから1週間です。
第7期の分だと7/7までです。忘れないように。

では、ウォレットの状態から見ていきましょう。ウォレットは全てPera Walletで説明します。

Folks Financeでガバナンスに参加すると、預けたALGOの代わりにgALGOを受け取ります。このgALGOをALGOに戻す作業が必要になります。

ウォレットの下の方に地球のマークをした「見つける」というボタンがあるので、そちらを押して、上部のタブのBrowserを選択します。

一番下までスクロールさせて、Participate in GovernanceのエリアからFOLKS FINANCEを選択します。

上部にあるConnect Walletを選択。

どのアプリ使いますか?と聞かれるのでPeraを選択。

どのアカウントを使うかを聞かれるので、ご自身のアドレスを選んでください。

画面内にRedeemというボタンがあるので、そちらを選択。(このボタンが1週間しか表示されません。)

gALGOからALGOに戻したい枚数を選択。
特に理由がなければMAXで大丈夫です。
枚数選択したらRedeem。

署名が求められます。
ガス代は固定で多分0.003ALGOです。

閉じるをおす。

成功したら下記の画面になります。失敗したら最初からやり直してください。うまくいかない場合は一度Disconnectするのも手です。
うまくいったのでClose。

後は、ブラウザ閉じて大丈夫なので、ウォレットのアドレスを見て、ちゃんとALGOに戻ってることを確認しましょう。

今回初めてFolks Financeからガバナンス参加する方へ

説明は全てPera Wallet前提で行います。
ガバナンス期間終了したら上記の作業が必要になるので、これ一通り読んだ後は上の作業も一応事前に見ておいてください。

Pera Walletの下部に地球のアイコンの「見つける」というボタンがあるのでそちらを押して、上部にあるBrowserのタブを選択。

一番下までスライドさせるとParticipate in Governanceの欄にFOLKS FINANCEがあると思うのでそちらを選択。

上部にあるConnect Walletを選択。

どのアプリで接続しますか?と聞かれるのでPeraを選択。

接続したいアドレス(ガバナンスに参加させたいアドレス)を選んで接続。

Folks Financeに初めてConnectした人は多分下記の画像の前に1回署名を求められます。その場合は指示にしたがって署名しましょう。(署名の流れは下でもやるので、それを参考にしてもらうのもありです。)

無事、下記の画面になった方はCommitのボタンを選択。(画面ならない場合は一回最初からやってみると良いですよ。)

ここで少し物々しい選択を聞かれます。
「No, I don't want to be an xGov(いいえ、xGovになりたくありません)」が今回の操作です。
「Yes, I want to be an xGov(はい、xGovになりたいです)」は上級者向けの操作になります。今のところxGovになるメリットがほとんどなく、むしろミスした時のデメリットが大きいので、このnote参考にしながらでないと操作できない!って人は触らない方が良いかと。(参加される方は是非Discordにお越しください。一緒に活動やりましょう!)

ガバナンスに参加させるALGOの数を選択します。
なお、ガス代やウォレット内の最低保持残高という概念のため、MAXを押してもウォレット内の全てのALGOは表示されないと思います。
数量指定したらCommitしましょう。

(ちなみに余談ですが、私の環境では数量指定の操作の挙動がおかしいので、いつもメモ帳等に数値を書いてそれをコピペして入力しています。)

署名が求められるので全て確認するを押して承認しましょう。
私の場合はガス代0.008ALGOでした。(初回の人はもう少し多くなるかも。でも0.02ALGOは超えないと思う。)

閉じるを選択。

上手くいったら下記の画面になります。
Closeを押して一連の流れは終わりです。

一応ちゃんとできたかな?っていうのを確認しましょう。
Closeした後の画面を下にスクロールさせるとYour Commitment G数字のところにガバナンスに参加させているALGOの数が表示されます。

以上です。

最後に

やってみたらそんなに操作は難しくないのではないかと思います。
Redeemだけ忘れないように、本当にそこだけ気を付けて。

Discordではもう少し踏み込んだガバナンスの情報共有とかもしていますので、是非お越しください。一番情報の鮮度高いと思います。
そして、レベルが上がった人は是非一緒に情報共有していきましょう!
xGovになるレベルの人が一人でも増えると良いな。(もし、試しで触ってみたい人はアドレス2つ作って、少額でxGovになっておいて操作を一度やっておくという戦略はありです。今はxGovになるメリットはないですけど、今後はメリット出てくる可能性はありますので。)

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