ストイック瞑想 (11)

Massimo先生のStoic Meditationsです。

セネカの倫理書簡(Moral letters to Lucilius)の1.1からです。

if you will pay close heed to the problem, you will find that the largest portion of our life passes while we are doing ill, a goodly share while we are doing nothing, and the whole while we are doing that which is not to the purpose.

注意してみてみれば、私たちが人生の大半を不徳をしながら過ごしていることに気づくでしょう。私たちが何もしていない大部分、それ全体、私たちは適切でないことをしている。

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セネカは友人ルキウスに100通以上もの手紙を書いています。それらは、セネカの晩年に書かれており、彼の哲学的遺書とも言えるでしょう。

読んでいると、古代ローマの日常(patrician・貴族の視点からですが)や、ストイック哲学を感じ取れます。

セネカは、上記の一節で、時間を無駄にしないように説いています。残された時間はどれほどかわからないからです。

もしかすると、今日が最後かもしれません。

くだらないテレビ番組を見て過ごしたいでしょうか?

ストイックは死の必然性を、常に立派な行いをすることのリマインダーとしています。

しかし、この助言は量(Quantity)に対してではなく、質(Quality)に関するものです。自分が何をする必要があるのか、それはなぜなのか、注意深く考える必要があります。

ただ単に忙しくするのではなく、あなたと人類にとって大切な行いで忙しくしましょう。

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