LDHを鼻で笑っていた私が劇団EXILEの沼にハマった話


※劇団EXILEに興味をもって半年ちょっとの人間が書く文章です。

まずはじめに、LDH関係者のみなさま・ファンのみなさまに断っておきたいのですが、
ここから先、題名にある通り“鼻で笑っていた”ころのことも
ありのまま表現しようと思うので不快にさせてしまう可能性があります。ごめんなさい。

ただ、そんな人間が今では、
LEMON SODA SQUAD片手にメンバーの過去出演作を見漁ったり、
メンバー出演のミュージカルを観に行ったり、
深夜の飲みキャス4時間配信をリアタイしたりしている、
というbefore afterを書きたいので、
寛大な心で笑い飛ばしてくださる方はどうぞよければ読み進めてやってください。
むかつきそう、と思った方はエスケープをお願い致します。


そもそも私がこれを書こうと思ったきっかけは
「新規の時にしか持てない新鮮な感想がある」という趣旨のツイートを見たこと。
劇団EXILEにハマるというのは
私の人生において全く予期していなかったライフイベントで、
友人に話すと決まって「ええ!?あんたがEXILEにハマるん?!?!」と言われるような人間の今のこの劇団への思いの丈を残してみようという
備忘録のような気持ちで綴る文章とご理解ください。


【私の中でのEXILE全盛期】
今から遡ること、十ン年前、
小学生だった頃。私にもEXILEが好きな時代がありました。
大ファンというわけではないものの、テレビから流れてくる流行歌を
パフォーマンスするグループのひとつとして、“普通に好き”でした。
(これを書くに当たって調べてみたところ、所謂「第二章」のあたりのよう。)

「Choo choo train」のダンスを真似したり、
「道」をクラスで合唱したり、
「Ti amo」で未だ見ぬ大人の恋愛にドキドキしたり。
親にねだって買ってもらったウォークマンでヘビロテして聞いていました。
いまだに歌詞を見ずにそこそこ歌えたりするものです。

それに、あの伝説のバラエティー番組、めちゃイケの岡村隆のオファー企画
OKAXLEは本当に最高でした。
フェッセボン♪が三日三晩脳内で鳴り響いたのものです。

※本筋からそれるんですが、「道」といえば
TAKAHIROが泣きながら歌ってる映像がすごく印象に残ってるんですが
あれは一体何の何だったんでしょう。

そんな私は中学生になり、バンド音楽に出会ったのでした。
そちらの世界にのめりこみ、気づけばウォークマンにEXILEの新曲が追加されることはなくなっていきました。
もちろんテレビに出ている姿は見ていましたが、
特別記憶に残っていないのが正直なところ。

OKAXLE企画だけは毎回見ていたはず。


【EXILEは聞くもんじゃねえ“観る”もんだ期~そしてファン像形成~】
そして私は高校生になります。
中学生のころの流れを考えると、このままEXILE、
ひいてはLDHと交わることがない人生を歩み始める…はずだったのですが、
思わぬところでLoveDreamHappinessは私の前に現れました。

キラキラのスクールライフ。
そこで私はカッコよくHipHopを踊る先輩に憧れてダンス部への入部を決意します。

部内で使用する楽曲は9割洋楽でしたが
毎年、EXILEの曲を1曲パフォーマンスをする慣習がありました。
先代の先輩の趣味が代々継承されているというのと
観客が知っている曲をやるというのと、両方の面があったんだと思います。

EXILEの曲を踊れると知ったときは正直ワクワクしました。
だって!あの!テレビで見ていたアレを自分で踊れるって!!まじか!!
先述のとおり、ほぼEXILEから興味をなくしていた私でしたが、
かっこいいものはかっこいい。昔から見てきたアレなんですもん。テンション上がるよ…。

この当時の私の感覚としては“EXILE”には興味がないけど
“EXILEのパフォーマンス”には興味があった。
というかもはやそこにしかなかったといっても過言ではないかも。

EXILEチャレンジは基礎づくりの観点から一年生は不参加だったので、2年生から。
2年生では24karats TRIBE OF GOLD、3年生ではRising Sunをやりました。

「24karats」って呼んでたから完全に記憶からなくなってたんだけど
あれはTRIBE OF GOLDまで含む正式名称があったんですね。
久しぶりに聞いてみようと思ったけどなかなかたどり着けなくて逆にびっくりした(?)。

2曲やった結論、
「テレビでみたやつやってみたい!」なんて生ぬるい気持ちで取り組んではいけません。
くっそ難しいし体力が持たん!!あれ振り付けたの誰?
ちょっと小一時間問いただしたい。

個人的には振りの細かさは24K、体力消耗はRising Sunと、それぞれ違う死を感じた。
いやまあどっちもどっちなんですけどね。
実際踊ってみると死ぬほど大変。EXILEのやばさを身をもって思い知ったのです。
これをキレッキレにパフォーマンスする彼らはバケモンです。
ただやっぱり振り付けはめちゃくちゃかっこいいんだなア。
 
毎年そうやってEXILEの曲を採用している部だったので、
当然それが踊りたくて入ってくる人もいるわけです。
同級生の半分はだいたいそう。

一緒に汗水流すなかでもちろん仲良くはなったんだけど、
今振り返ってみると、こう…なんというか…
部活以外の共通点が一切なかったんですよ。
だからこそ?部活内での結束はすごかったのですが。

当時の私にはそこまでの感覚はなかったのだけど、
今になって分析してみると「EXILEのファン層」のイメージが、
限りなく私の苦手なタイプの人なんだなあと。


高校時代3年間でEXILEのファン像がじわりじわりと形成された結果
「いかに派手なファッション・髪型でライブに行くか頭を悩ませ、
ツアーTシャツを切り刻み、顔にペイントし、
そして“がんちゃんーーーーー!!と奇声をあげるイケイケのパリピの集団」と
なったわけです。(なかなかの偏見ですが)。

方やバンド好きの平熱低めJKの私。方やEXILE好きのきゃぴきゃぴJK。
まあこれは極端に分類しているので、もちろん他にも
いろいろなタイプの子がいましたが、とにかく趣味という面では一切価値観が合わないのです。
たぶん部活きっかけがなければ3年間一切関わることがないまま
卒業しいていたんだろうな…という。
(誤解を招きたくないのですが、私は彼女たちが大好きだし、
異文化を学んだきっかけなのでよき出会いだったと思うのです)

これはすごくもったいないことだと自覚しているのですが、
そのコンテンツのファンが苦手で、
コンテンツ自体から遠のいてしまうことってありませんか?
まさにその状態。それもあり、私はますますEXILEから遠のいていきました。


【EXILE…?期】
大学生になり、件の部活の友達と会うことも少なくなり、
私の生活からEXILEはほぼ消え去った。
もう私の中の音楽の概念はバンドしかなくなり、
ライブハウスやフェスでモッシュに飛び込む日々を送っていました。

EXILEはテレビでたまにみかけても
なんか人数が増えてたり?
ATSUSHIがいなかったり?
三代目?ジェネレーションズ?ランペイジ?
うーん、もうわからん!!メンディー以外わからん。
状態に。まあ今でもあんまりわかっていないんですけど。

そんなLDHグループをちらりと横目でみていた私は、
人数増やして、グループ増やして、何がしたいかわからんし

もうオワコンなんじゃね?笑

と、題名通り、まさに鼻で笑っていたんです。過去の自分を殴ってやりてぇな。


【社会人~そして劇団EXILE沼へ~】
そして社会人になり、ブラック企業とまではいかなくても、
まあそれなりに残業の多い仕事に就きました。
2020年、コロナの影響で
大好きなバンドのライブに行けず、実家にも帰れず、
何も楽しいことがないのに仕事は相変わらず忙しい、そんな状況が続いていました。

あるころ、毎晩帰るのが23時、みたいな日々で
それはもう疲れ切っていた。

よく「ああ、明日どうやったら会社行かずに済むかな」
「このまま私が突如ふらっといなくなったら今抱えている仕事どうなるんかな」
みたいなことばっかり考えていました。
死にたいとまでは思わなかったけど、メンタルボロボロで、
限界だなーーもう無理だなーーーと漠然と。

そんなある日、
23時に帰宅して、納豆ご飯食べて、風呂入って、明日の用意して、
偶然ついていたテレビに目をやるとBLを題材にしたっぽいドラマをやっていた。
「チェリまほ」との出会い。

寝なきゃなーと思いながら、ぼんやり眺めていると
なにやら、面白そうなにおいがした。
調べてみると今やっているのは3話で、今ならTVerでまだ2話が見られる。
え、見なきゃ。2話あと30分で配信期間終わっちゃう。
勢いで2話をTVerで見た。やっぱめっちゃ面白いやん…。

今思うと、なんであんな疲れ切っている夜中に
わざわざドラマ見たんだろうと不思議なのだけれど
きっと何か、日々の楽しみを求めていたんだと思う。
仕事を全部忘れさせてくれる何かがほしかったのかもしれません。

それから、毎週木曜日、床につくのは放送終了後の25時半。
さっさと寝たらいいことはわかっているんだけど、
チェリまほのために一週間頑張っているといっても過言ではなかったので
必ずリアタイした。控えめに言って、私の精神的な支えになっていた。

はじめのうちはドラマの面白さ、単純にその一点に惹かれてみはじめたんだけど
気が付けば俳優・町田啓太の虜に。
ビジュアルがいいのはもちろんだけど、演技がうまい、、、。
町田啓太っていうより画面の中にいるのは“黒沢優一”でしかないじゃん…。

度肝を抜かれたのは6話末~7話の冒頭。例の告白シーンです。
告白して、安達に「やっぱり忘れて」と笑顔で告げて、くるりと振り返って歩き出す。
そしてしばらく歩いた先で、ふうっと、やっとの思いで詰まる呼吸をする。

…えーーーーーっこんな繊細な感情の揺れ動きを表現できる役者さんだったの!!
ほんとにびっくりした。黒沢の切なさ、しまい込んだ気持ち、
全部ぜんぶゼンブしっかり伝わるんです。

一歩間違えたら、いや絶対こんな完璧な奴おらんやろ、と
思われる役どころだったと思うけど
繊細なお芝居で、どこかにいそうなリアリティを確かに持たせていたんですよね。

町田くんを認識したのは「人は見た目が100%」の時で、
それからは「中学聖日記」だったかな。
その時はそんなに気になる人ではなかったし、
こんなに素晴らしい役者さんだって気が付かなった。悔しい!

気が付けば「町田啓太」で検索し、過去の映像・画像を漁る日々。
そこで必ず、にわかがぶち当たるのが有料コンテンツの壁です。
「CL…。月額1,000円…。」決して安くはない、しかし町田くんのキャスみたい…。
迷った末に、ランチ外食一回我慢したらいいんや!!!そう思って課金。
この決断こそが“劇団沼”への入り口となるとはこの時の私は知る由もないのです…。

もともと劇団EXILEでかろうじて認識していたのが
町田くん、鈴木くん2名だけというような状況だったので、
最初のころはまさに町田くんのためにCLに入った状態。
他のメンバーは正直全く興味がなかったのですが、せっかく月に1,000円も払うんやし…。
という勿体ない精神と、ぽろっと町田くんの話題が出ないかな~という気持ちでそれぞれのキャスを眺めていました。

そんなふうにゆるっと劇団EXILE沼の浅瀬で脚をちゃぷちゃぷ浸して楽しんでいたはずが、


あれ??なんか思ってたより深くない?

そう気が付いた時には町田くんだけではなくみんなのキャスを心待ちにしている自分がいるのです。

ゆるっゆるで、こんなにがぶがぶ酒飲みながらやっていいの?!
ただのリモート飲みじゃないですか!?っていうキャスにどっぷりはまってしまったわけです。劇団の治外法権キャス。たまらん。
ひとりもいいけど、コラボキャスは劇団の仲良しが垣間見られて最高ですよね。
(たまにヒヤリとすることもあるけれど笑)
可愛いが大渋滞。

CL月額1,000円高いって思ってたけど、
キャス、わちゃわちゃ、その他、それだけのコンテンツを提供しようという気概を感じる。

劇団は他のLDHアーティストグループ(劇団も表現者という意味ではアーティストだと思うのですが便宜上そう呼びます)と違って、
個々の活動がメインなのでメンバー同士いい意味で距離があって、
でもすごく仲が良くて、ほんとに劇団EXILEという「家」なんですよね。
同志であり家族という感じがほんとに、いい!!

いままでバンドという”個”や
俳優さん”個”しか推したことがなかった私にとって
劇団EXILEという”個”が集まって”家”になるというのは
それはそれは新たな感覚だったのです。

それに、それぞれに違う現場で活躍しているので
常に誰かしらから絶え間なく供給があってすごい。
私が長く住んできた界隈では1か月なんの動きもないとかザラなので、小さくカルチャーショックを受けています。
嬉しい悲鳴。

とにかくみんな素敵な役者さんだし
素敵なお仕事に恵まれてほしい。テレ東には金一封送りたい。
そしてあわよくば番宣でバラエティー番組にでてほしい。

劇団に限ったことではなく
新たな沼・推しにハマると「どうしてあの時好きにならなかったんだ」
「もう少し早く知っていればあのイベント行けたのに…」と思ってしまうのですが
そういう時は、出会うべくタイミングで出会うものなんだな、と考えるようにしています。
私の場合、仕事が辛くて仕方なかった時期に、本当に救われたんです。
そしてこの先もきっと救われていくんだろうなあと。

【わたしのメンバー像】

ハイ!それでは突然ですがここで、
現在私が劇団メンバーに抱くイメージ、そして
やってほしい役を書きたいだけのコーナーです(パチパチ)。
もし、過去にそれに近い役やってたよ!っていう作品があったら教えてください。


秋山さん
劇団の多彩なパパ。盆栽やったりチェロやったり、最近は英語も始めたり、その飽くなき探求心が素敵です。
刺激を受けて私も韓国語の勉強はじめてみようかなと思っている(思っているだけ)
やってほしい役:和服の似合う古本屋の店主。
知り合いの刑事によく事件の謎解きの相談を持ち掛けられてさらりと核心に近付くヒントを言う。(刑事が部外者に意見求めるな)。そして元ヤン希望。

翔さん
父上~~~!!!私をゆるキャスの世界に引っ張り込んでくれた張本人。ありがとうございます。どっしり構えた男らしさとチャーミングさのギャップが最高。
やってほしい役:子煩悩なシングルファーザー。
できれば子供は4歳くらいのおませな女の子でお願いします。これはたぶん愛犬を愛でる姿に影響されている発想。でも似合うと思うんだあ。

おざっつ
手際よく料理する姿とダンス姿よ~~。翔さんとのお互いを知り尽くしたような同級生コンビも尊い。いじられつつ皆に愛されているなあというのが伝わります。
やってほしい役:めちゃくちゃ優しくて腕のいい小児科医。
白衣絶対似合うし、子供に好かれる役が見てぇ~~。

町田くん
毎日ルーヴルから出勤ご苦労様です。美が過ぎますよね…。よそ行きモードのお町田さまの“ザ・好青年”もよいですが、劇団メンバーといるときのふにゃふにゃ感がよきです。
やってほしい役:ヤバい犯罪者
表向きはご近所とも仲良しの人当たりがいいお花屋さん、裏の顔は犯罪者、みたいなやつが見たい。犯罪を犯す瞬間はたぶんにっこり微笑んでいる。

伸くん
劇団EXILEのことをちゃんと知る前はなんかカッコつけていけすかねぇ野郎だと思っていました(本当にごめん)が、いい意味で全然違った…。人懐っこい大型犬じゃん!!可愛、、。彼が劇団メンバーといるときは尻尾と耳が見えるんですよね…(幻覚)。
やってほしい役:保育士さん。
園が舞台で巻き起こるハートフルコメディがいいな。ちびっこ×のぶりん絶対いいじゃん…。

将康さん
4時間キャスやった戦犯。実は一番ぶっ飛んでいるのでは?と思ったりする。将康の笑い声つられちゃうんだよな~。小さいことは気にしない、おおらかなハッピーオーラが出ている。
やってほしい役:専業主夫。
奥さんバリキャリで外で働いてて、家事はすべて夫の仕事。そんな八木家(八木家?)の日常のファミリードラマ。

SWAYくん
マルチすぎるでしょ!なんでそんななんでもできちゃうわけ…。やんちゃそうな見た目と裏腹に、寛太と一緒に夜空見上げごっこ(?)をしていたという可愛いエピが最高。
やってほしい役:漁師。
あのやんちゃそうな見た目とガタイの良さ…絶対似合う…。地元と仲間を愛する青年。町おこしにやってきた主人公の世話をやいてくれる。

おのちゃ
劇団のツッコミ担当(にならざるを得ない)。ほんとはボケたいのにね…。キャスでおなじみトラのクッションおんなじの買いました。
ミュージカルINTERVIEWは役者・小野塚のすごさを身をもって体感した。ほんとに圧巻だったよ…。再演はいつですか?
やってほしい役:孤児院?訳アリ家庭?で育った青年
人とうまく関われないまま大人になった役をお願い致します。おのちゃはちょっと孤独だったりやさぐれてたりするのがすごく似合うと思うんだ…。ハッピーな設定じゃなくてゴメン…。

寛ちゃん
これ言われるのn回目だと思うけど我らが誇る「劇団の末っ子」ですね。可愛がられている自覚がありすぎる。随所でみられる寛ちゃん節が最高。
やってほしい役:NHK朝ドラヒロインの幼馴染
めちゃくちゃピンポイント。結ばれても結ばれなくてもいいので。ヒロインの理解者っていうポジが絶対会う。寛ちゃんはNHKに愛されるタイプの役者な気がする。根拠はない。


以上が私の各メンバーへのこれが観てぇ!!!願望です。


【おわりに】
冒頭でも書きましたが、好き勝手言って
気分を悪くした人がいたらごめんなさい。

でもほんとに今は劇団EXILEが大好きなんですよ。
※他のグループもおそらく沼だということがわかっているので
いまのところあえて手は出していません。

まだEXILE TRIBEのことやらLDHのことやらよくわからんけど
とにかく劇団EXILEのことをのんびりマイペースに応援していこうと思います。

今後余力があったらチェリまほのこととか、INTのこととか、ファン像のこととか、LDH(会社)のイメージのビフォーアフターも書いてみようかな。


ところでJam2はいつですか????

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