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読んだ本の記録(2)「韓流スターと兵役 あの人は軍隊でどう生きるのか」

「韓流スターと兵役~あの人は軍隊でどう生きるのか~」康 熙奉(光文社新書)

韓流スターに限らず、韓国国籍を有する男性に義務付けられているという徴兵制度。18歳になると、国から通知が届き、適性検査を受ける。大学進学などの特別な理由がない場合はそのまま入隊する。
入隊を延期できても、29歳までには入隊しなければならない決まりがある。

自殺が後を絶たない制度。最短で22ヶ月、終わっても数年に一度は訓練に呼び出される。18歳から40歳になるまで続くというこの制度はとても残酷である。

分断国として北と南で対立している以上は存在し続けるのだろうか。

上下関係しかなくて、肩書きも何も通用しない軍隊で友人が生きて元気に出てきてくれたことがこんなにも喜ばしいことなのかとこの本を読んで初めて実感した。

入隊のがれも後を絶たないという。世間の目が入隊や軍隊に所属していた・していることをとても重視しているらしい。
韓国という国、国民の「軍」に対しての認識が変わらないと何も変わらないだろうし、苦しめられる人は減らないんだろうなと。でも、果たしてそんな日は来るのだろうか。

この本は徴兵制度をわかりやすく解説してくれると共に、韓流スターでも例外はないのだということ、そして入隊のさまざまなパターンをわかりやすく説明している


ふく

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