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ある日突然食べることが怖くなった

食べるも怖い、食べないも怖い

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食べるって大変

めっちゃ体力使うやん。


そう感じ始めてから数日後、私は食べることが怖くなった。


元々、食べるのは大好きな方だ。
食事ができることはとても幸せなことだと思うし、
誰かと食事をしたり、食材にこだわって料理をすることも好きだ。


だけど、本当は食べることが怖いと思う自分がいる。
食べたら太るやん。

って

でも、食べないことも怖いと思う自分がいる。
食べないと、食べなかった分の反動で食べ過ぎてしまう自分がいるのを知っているから。


本格的にヨガを始めてから、半年が経とうとしているけど、やっと身体に目に見える変化が出てきてとても嬉しかった。

肋骨も触れるし、腹筋も腕力もついてきたし、体幹も鍛えられてきた。自ずと今まで着ていた服も緩くなって、鏡を見るたびに気分が上がる。


その反面、また元に戻ったらどうしよう。。。太るの嫌や。。。という恐怖が芽生える。


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食べる量を減らすことも、増やすこともしないで、
今の自分をキープすれば体重が増えることも減ることもないと今なら冷静に考えられるけど、2週間前の私はとにかく「食べる量を減らさないと」という思考に陥ってしまった。


するとどうなったか。

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身体が食べ物を受け付けなくなった。
食べようにも、お箸が進まないし、口を開けようとしても開かない。

今までにもこういうことは何回か経験していて、このあと「食べ過ぎてしまう」という現象が起きうることも経験済だったから

食べないといけない。」という気持ちはあったし

食べなさい。」と自分に言い聞かせながら食事をしていた。


でも、楽しんで食事をしていないことは明らかだった。
好きだった料理も楽しめない。


それでもなんとか食べる

朝はお腹を空かせているから食べられた。
昼は誰かと食べるから「食べている姿を見せられるチャンスだ」なんて思いながら食べていた。


夜が大変だった。
疲れていて料理をする力がないし、お腹が空いていることは間違いないのにヨガをすると空腹感が紛れるから「食べなくてもいっか」という思考になる。

この時の摂取カロリーは記録を見てみると1日900~1200キロカロリー(食べたものをアプリで記録)

私の1日の必要摂取カロリーは1800キロカロリーで、減量を目指していても1500キロカロリーは必要。っていうことを考えると、かなり低いことがわかる。

この摂取カロリーでパワーヨガ30-60分やってるんだから。。。


そりゃあ疲れるわ。

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疲れると同時に、食べる量が少ない日が続いていたからか、生きる活力が足りていなかったようにも思う。

実際、気持ち(精神的に)も不安定だったし、目が死んでいたように思う。そう、抜け殻状態。


食べることが怖くて泣いた

疲れ過ぎて、ある晩、夜ご飯を食べないで寝ることにした。
食べる力がなかったのだ。


翌日の朝はいつも通り、空腹もあって食べられたし、お昼も食べられた。
でも、また「今日も夜ご飯いらんな〜」と思ってしまった。

昨日食べなくてもいけたし、ご飯を作る気力がないもの。

そう思ったけど、ふと、

あかんあかん。食べなくてもいいけど、ヨガしたいなら食べないと」と自分に言い聞かせ

なんとか台所に立つと、

「食べることが怖い」

という恐怖に見舞われ、涙が止まらなかった。

豆腐と卵を混ぜながら、キャベツを切りながら、私は泣いていた。

本当は投げ出したかった。

作ることも、食べることも。


嫌でも作り終えた自分を褒めてあげたい。


食べるってエネルギー使う

食べるってことがどれだけ体力を要するものなのか、この時初めて気づいた気がする。

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食べるって、食べるだけじゃない。


お買い物をして、調理をして、食べて、洗い物をする。という大まかな流れの中にも細々としたことがたくさんある。

でも、一旦作ってしまって、食べ始めると、やっぱり身体が欲していたようで、ペロリと食べられてしまった。


翌朝はしっかり食べることができたし、その晩も食べられた。
翌々日も、食べられたしヨガもしっかりできた。


よし、今日はこれだけ食べられた。よく頑張った。


そんな風に自分を褒めながら、少しずつ、食べることに身体を慣らした。
自分を褒めるってことも大事。


食べることに少し慣れてきた今は、朝昼晩としっかり食べることができて、次の日の疲労感も、夕方にくるような疲労感も感じられなくなってきた。

ヨガも体力を切らすことなく練習できている。


食べることはまた食べることにつながる、「生きる活力」

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食べることは、単なるカロリー摂取じゃないことも知った。

食べることで、次の食事につながるということを知った。


だから、食べることをやめてはいけないのだと感じた。

意識的に食事量を減らしたり、デトックスをすると言って断食をすることを否定しているわけではない。

ただ、「食べる」という行為が次の食事に繋がり、それが「生きる活力」になることを学んだ。


「食べることが怖い」と思うことは今までにもあったし、潜在意識として私の中にあるのだと思う。

だから、また同じような経験をするかもしれない。

でも、そんな時、今回初めて得た学びを思い出すことができればいいな、と思いながら今回は綴ってみた。


そもそもなんで「太りたくない」と思ったりするんやろう。
ということについてはまた別で書きたいと思う。


05.28.20

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