関心領域という映画。
今日たまたまSNSで知ったこちらの映画。
こちらnoteでも記事にされている方が沢山おられますし、ネタバレ記事も沢山ありますが、
以前アウシュビッツを描いた映画のように、ストーリーで魅せるというよりも、ジョナサン監督曰く、想像して、知って、感じる映画になっているようで。
色々見て色々感じて、考えるということが大切なのかどうかというのはともかくとして
ノンフィクションに近い内容のものを音や視覚で感じる怖さは、
内容がフィクションの作り物をみるよりずっとホラーです。。。
怖がりな私はまだ見てないのですが、
人間の存在の根本を問う内容なのでは?と個人的には思いました。
こちらのブログもとても考えさせて下さいました。
この映画を観ても、何を考え感じたとしても、今の私たちはただの傍観者に過ぎないわけで。
それを目の当たりにする勇気は正直、今の私にはありません…
それこそ傍観者に過ぎないということに対して、無関心の人であれば、苦しくなることはないのかも。
池上さんのこちらの記事に、ハンナ・アーレント氏の言葉が載っていました。
この部分こそが、この映画において一番重要な部分なんだと感じました。
本当の意味で怖いのは、自分自身のそうした思考停止です。
普段当たり前に肉や魚を食べますし、今与えられている日常が、当たり前のように暮らしています。
その幸せのために、どれだけの人がどのような生き方をしているかは、一切解らず。
そして私達はその当たり前が崩れそうになったとき、その幸せを享受することがさも当たり前なように、声を大にするのだと思います。
それが悪か、正義か、
それを私達人間が裁くものでは決してない
と私は考えています。
神の采配は、平等だというのはそこにあると。
もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)