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地球の一番大きな問題。

大好きな本のひとつ。
『恋は雨上がりのように』

眉月じゅんさんの漫画で、
小松菜奈さん、大泉洋さん主演で
映画にもなった作品です。

映画も何度も何度も観てますが
若干世界観が違うので
どちらもまた良いと私は思います。

この物語は
怪我をして好きな陸上を諦めようとする
女子高生が
純文学が好きだけれど
長年の小説家の夢を諦めようとしている
ファミレスの店長に恋をするという話です。

眉月じゅんさんのこの漫画は
絵もさることながら
ストーリーがまさに純文学のような描写です。

さらに
自己投入しやすい書き方なのもあって
様々な感情がスッと通り過ぎていくのを
感じられる作品です。

今の日本は
様々な問題を抱えながら生きる若い人が
年々増えてきていると感じます。

だけどこの作品に出てくる人達は
幸せな生き方をしています。

親が離婚しているとか
貧しいとか

肩書きがないとか
病気や体の不自由とか
また
両思いにならないとか

そうした
人が生きていく中で
誰もが通るであろう問題

その問題自体が、問題ではないのだ
ということに
この漫画は気付かせてくれます。

真っ直ぐな心で生きることは
今の日本、いや
この地球上では
とても難しいことで

状況のせい
誰かのせい
国のせい

何かのせいにする方が
楽なように感じられてしまう。

でもそれは
本質的には逆で

何かのせいにすればするほど
苦しくなる。

それは自分のなかにある
真っ直ぐな心で生きたいという
本質を

完全に無視してしまうことだから。


この漫画に出てくる人達は
皆真っ直ぐです。

真っ直ぐというのは

決して他者責任で人生を歩くのではなくて
自分として、生きているということ。

そうした生き方のなかに

この地球における
全ての問題の答えがあるんだと
私は毎回読んでいて思います。

今の若い人達のなかには
自分らしく生きたいということで
自分を殺してまで
結婚したり、子育てしたりしたくない
という考え方をする人が多く、

それが少子化の原因になっていると
いわれているそうです。

まとめると、次のようになるだろう。日本の経済的な低迷に起因する将来への不安が原因で、家族をもつことに躊躇する人が増えている。そんな状況では、子供のころから将来への不安ら「無理をしないでいい」と教え込まれているいまの若い世代は、なにかと苦労もともなう結婚や出産を避けようする傾向が生じやすい。

婚姻数は急減中…20代・30代の男女に聞いて分かった少子化の本当の原因


読んでわかると思うのですが
これは
若い人が結婚しない理由が
他者責任になっていますよね?

何故、自分が結婚しない理由を
何かのせいにする必要があるのでしょうか。
もっと言うと

自分が幸せじゃないのは
国や他者、環境、天災や人災等々
何かしらの要因、原因のせいだ、と。

自分のせいじゃない何かが
理由だとする人たちが多いですよね。
これは若い人だけではなく、日本人の
ほぼ大半の人がそうです。

だから、
コロナウイルスが流行したときに
様々な問題が浮き彫りになったのです。

簡単に言えば

人間自身、自分たちが、勝手に
「出来事」を
「問題」に
作りかえているんですよね。

それは

真っ直ぐに生きていないことへの
言い訳探しであり、
逃げでもあり、
口実作りでもあるんですよね。

こうしてみると、
宇宙のなかにある一番の問題って
何か?
が見えてくるような気がしませんでしょうか。


それに
他者責任でいる人生って

自分さえ良ければいいということでもあるし、
逆に
誰の責任も取りたくないという事でもあります。

つまり
誰かを幸せにしたい
なんていう想いからは
程遠くて、

今の日本の一番の問題は、
一番大切なことから目を背けて

「自分らしく生きていくのが正義」
というような

大義名分が罷り通ってしまっているという事なのだと私は思います。

自分らしく生きるということと、
真っ直ぐに生きるということは
イコールではありません。

むしろ正反対ともいえますよね。

結局、
何が正しいとか、間違っているとかではなくて、

ただ、宇宙のたゆたう光の速度に
あるがまま身を委ねることができるかどうか、

そこでは
あらゆる問題が問題ではなく、
現象のひとつにすぎないという認識があるだけなんだと、


私は思うのです。

m(_ _)m

もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)