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#ネタバレ 映画「野生のエルザ」

「野生のエルザ」
1966年作品
涙の訳
2017/5/8 9:56 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

ちょうど今、映画「野生のエルザ」のテーマ曲が、FMで流れてきました。

あの、クラシックのシンフォニーのように美しいオープニングを聴いていると、目頭が熱くなってきます。

なぜあの映画に涙し、そして心の奥底には、哀しみと怒りがわいてくるのか。

それは「人の愛情は猛獣にさえ伝わる」という事を知ったからだと思います。

★★★★★

追記 ( 涙の訳 ) 
2017/5/8 14:11 by さくらんぼ

ライオンなどの野生動物は、「子どもの頃は犬のように人になついても、大人になると野性が目覚め、人を襲うことがある」らしい。だから大人になる前に野生に返さなくてはなりません。

この映画の大半は、犬のようにかわいがるシーンと、野生に返す努力のシーンです。

その甲斐あって、とうとうエルザは野生に帰って行くのです。ここにある喜びと、別れの哀しみ。

やがて映画のクライマックスが訪れます。

牝ライオンのエルザは、子どもと雄ライオンを連れて、飼い主の前に現れるのです。

現在のエルザは確かに野生の中で生きています。しかし、「同時」に人の情も忘れてはいませんでした。恩人である飼い主に、犬のようにじゃれるエルザ。その「ハーフな心」がまた泣かせます。

「 恋はみじかい 夢のようなものだけど

女心は 夢を見るのが好きなの

夢のくちづけ 夢の涙

喜びも悲しみも みんな夢の中 … 」

( 「みんな夢の中」 歌:高田恭子 作詞:浜口庫之助 作曲:浜口庫之助 より抜粋 )

追記Ⅱ ( 映画「小さき勇者たち GAMERA」 ) 
2017/5/8 14:27 by さくらんぼ

映画「野生のエルザ」に感動した心が集まり、

やがて映画「小さき勇者たち GAMERA」になったのではないのかと、

そんな夢想をしています。


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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