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#ネタバレ 映画「青空エール」

「青空エール」
2016年作品
インターンシップ
2018/9/24 9:27 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

今、2/3ぐらい観ました。

その感想(中間報告)ですが、

これは「会社員(歯車)になることの大変さを、学生に教える映画」だと思いました。ある意味「インターンシップ」。

野球部と吹奏楽部、男と女、外交的と内向的、先生と生徒、先輩と後輩、マネージャーと恋人など、色んな歯車があって、それが全部かみ合って回っているのです。

誰かが一人、足をひっぱると、全体に影響が及びます。

会社員だけではありません。フリーで働く人でも、仕事上の関係者はいるはずですし、お客さんもいます。彼らとの約束は守らなくてはいけないし、期待を裏切ったら次はないかもしれない。そういう意味で、社会の歯車になって行くのです。特に組織が大きくなればなるほど。

これは気の弱い一人の少女が、恋人に導かれ、吹奏楽部で鍛えられていく姿を通して、それを教えていたのかもしれませんね。

追記 ( 「紋次郎」には似合わないし ) 
2018/9/24 10:12 by さくらんぼ

友だちから「音楽バンドを組まないか」と言われたことは、若い頃に1回、数年前にも1回。

自分で楽器を習いに行きたいと思ったことも、数年前に1回。

しかし、誘っていただいた方には(ありがたいことです。)、大変申し訳なく思いましたが、上記は、ぜんぶお断りしました。

グループ行動(特にお金が絡むもの)は、途中から一人だけ抜けるのは大変だし、バンドだと演奏会があるから、仕事が忙しくても練習をさぼるわけにはいきません。一人だけ下手だと迷惑をかけます。楽器を習いに行くのでも、練習しないと先生に失礼だし、似たようなものだと思います。

10代の頃は、フォークギターが好きで、練習が苦になりませんでしたが、数年前に再トライして分かりました。おじさんになった今はとても疲れます。

歯車の一枚になるのも、けっこう大変な事なのですね。

追記Ⅱ ( ふと木枯しが ) 
2018/9/25 8:51 by さくらんぼ

>しかし、誘っていただいた方には(ありがたいことです。)、大変申し訳なく思いましたが、上記は、ぜんぶお断りしました。(追記より)

もちろん、その時に、「参加した場合の楽しい情景」を想像しました。

だから、断っておきながら、失恋したような気分になった事も確かです。

追記Ⅲ ( 社会貢献 ) 
2018/9/25 8:57 by さくらんぼ

仕事をリタイアして、人生の残り時間の方が少なくなった時、ふと感じることの一つに、「自分の人生は、他人様のお役に立てただろうか」という気持ちがあります。

たぶん国籍・性別・宗教などには関係なく、誰もが一度は到達する踊り場でしょう。やがて人生を終えるとき、一番さみしいのは、その実感がない人のような気がします。

スーパーボランティアの、あの方を動かしているエネルギーの中には、それもあるのでしょう。

もちろん、大きな仕事を成し遂げた有名人になって、世界中から称賛の声を浴びられれば、言うことありません。

でも、そんな人に誰もがなれるわけでもないでしょう。そんなとき、今までの半生を、社会の歯車としてでも、コツコツ働いてきた自負があれば、「平均的な社会貢献は済んだんだ」として、自分を慰めることが出来ます。

「歯車の一枚になる」ことを、嫌ったり、軽蔑したりする人もいるかもしれませんが、「たかが歯車、されど歯車」なのです。

追記Ⅳ ( 「されど私の人生」 ) 
2018/9/25 9:04 by さくらんぼ

「 かわる かわる 目の前が

かわって それでおしまいさ

されど私の人生は

されど私の人生は 」

( 「されど私の人生」 歌:吉田拓郎 作詞・作曲:斎藤哲夫 より抜粋 )

追記Ⅳ ( 良い映画でした ) 
2018/9/25 9:11 by さくらんぼ

三日間に分けて、やっと最後まで観ました。

疲れるので、家で観る時は、これぐらいの分割が性に合っています。

クライマックスの試合のシーン、応援するヒロイン・(土屋太鳳さん)のくるくる変わる表情が、リアルっぽく、また魅力的で、「上手だなぁ」と感動しました。

★★★★☆


( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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