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#ネタバレ 映画「マスカレード・ナイト」

「マスカレード・ナイト」
大晦日の夜は、一人で第九でも聴いていたい
2021/10/26 9:19 by さくらんぼ (修正あり)

( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

映画「マスカレード・ホテル」の続編です。前作が気に入ったので続編も期待していました。

でも、映画「マスカレード・ナイト」の売りは仮面舞踏会だと思いますが、その経験のない私は、参加者に感情移入できず、メインディッシュのそこが空白域になってしまいました。

なので、魅力はそれ以外の部分でさがす必要が出てきますが、そうすると、作品としての魅力は前作ほどではなかったというのが、正直な気持ちです。

★★★☆

追記 ( アクセルとブレーキ ) 
2021/10/26 9:37 by さくらんぼ

しかし、仮面舞踏会をマスクをした人々の経済活動と訳し、一流ホテルマンと潜入捜査官を為政者のアクセルとブレーキと訳せば、コロナ過にマッチした作品だとも言えるのだと思います。

ならば新型コロナウイルスはどこに出てきたのか。

映画の前半、明石家さんまさんの大きな看板が目障りだという客のために、たくさんの風船をまとめてアドバルーンのように上げ、客室から看板が見えなくするエピソードがありましたが、あの凸凹状の球体は、ウイルス写真に見えなくもありません。

そして、アクセルもブレーキも、国民の幸せの為のものなのです。主人公たちの行動のように。

追記Ⅱ ( ブレない軸足 ) 
2021/10/26 9:48 by さくらんぼ

>そして、アクセルもブレーキも、国民の幸せの為のものなのです。主人公たちの行動のように。(追記より)

映画の冒頭にキムタクさんがダンスを踊るシーンがあります。

相手の女性が「さすが、足がブレませんね」と言うと。キムタクさんは「オヤジから、足だけはブレてはいけないと言われた」と返すのです。

これは主題かもしれませんね。

立場の違う二人がバディになり、お互いの軸足をブレさせないで、共通の目的のために協力するのです。

お客様を守るという。

追記Ⅲ ( 新田刑事 ) 
2021/10/26 22:12 by さくらんぼ

ホテルのコンシェルジュ・山岸尚美(長澤まさみさん)が犯人の手にかかり、タイマーでもうすぐ感電死させられます。それを知った捜査一課の刑事・新田浩介(木村拓哉さん)は、現場であるホテル内のチャペルへ急行しますが、タッチの差で間に合いませんでした。

入り口で立ち尽くす新田浩介。

新田浩介にとって山岸尚美は密かに片想いの女性なのです。

私が新田なら、入り口になどに止まってはいません。

大声で人を集めながら、彼女の所に行き、電線を切って、彼女に声を掛け、脈を見ます。そして救急車を手配し、必要なら人工呼吸を試みるでしょう。そして、駆け付けた医師から死亡宣告を受けない限り、あきらめません。子供を誘拐された親御さんだって、きっとそれぐらいの事はするでしょう。

そして、その直前の事ですが、ロビーの群衆の中で犯人を見つけた新田は、群衆の中でマスクをはいで尋問をするのです。プライバシーも何もありません。急ぎなのはわかっていますが、警察署に連れて行く時間がないのなら、せめて、部屋の隅なり、別室で尋問して欲しかった。

追記Ⅳ 2022.8.13 ( お借りした画像は )

キーワード「舞踏会」でご縁がありました。灯りがともっているし、見とれてしまうミニチュアですね。少し上下しました。ありがとうございました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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