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#ネタバレ TV「光る君へ」

2024.1.22
映画「ピアノ・レッスン」を連想

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

TVのNHK朝ドラ「光る君へ」から、映画「ピアノ・レッスン」を連想しました。オマージュかは現時点ではわかりません。

最初に感じたのは、TV「光る君へ」のテーマ曲が、どこかで聞いたようなメロディだったという事です。そして、しばらく考えて、映画「ピアノ・レッスン」のテーマ曲を連想したのです。同じではありませんが、モチーフになったとしたら、ありえるぐらいの違いに感じました。

二つの作品の内容を見てみます。

映画「ピアノ・レッスン」のヒロイン・エイダは、「パートナーと歌を歌っていた時に落雷を受け、パートナーを失い、その精神的ショックで声が出なくなった過去を持つ」のです。以来、エイダはピアノに執着し始めます。

TV「光る君へ」のヒロイン・まひろは、幼い頃、母と歩いていた時に、母が(電撃のように)刺殺されます。その事件を理不尽にも父に封印されたまひろは、ショックを忘れるためにも、書物に没頭します。

やがて、大人になったまひろは代書屋で恋文などの代書をするようになりましたが、これを知った父から、またも叱られます。しかし、まひろは、「代書屋をしている時が本当の自分自身になれる、母の死のショックも忘れられる」と言うのです。

映画「ピアノ・レッスン」のヒロイン・エイダも、男の代わり、声の代わりに、ピアノを愛しますが、ピアノは嫁ぎ先の男から邪魔ものとされ、海岸に置き去りにされます。

ちなみに、映画「ピアノ・レッスン」の(原作では)、ヒロイン・エイダは、6歳の頃にテーブルにこぼした砂糖で文字を書いて父に叱られ、理不尽なことまで言われたので、自ら声を出すことを断ってしまったようです。6歳頃のトラブルや、文字を書いて叱られる話も、TV「光る君へ」を連想させますね。

( これは2024.1.21のパレット記事に加筆再掲したものです。)


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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