#ネタバレ 映画「ラブ・アクチュアリー」
「ラブ・アクチュアリー」
https://eiga.com/movie/1115/photo/
2003年作品
光
2004/2/28 17:15 by 未登録ユーザ さくらんぼ (修正あり)
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)
知人につれられて海外旅行へ行った。
現地の飛行場について入国手続きを終えロビーへ出た。沢山の人が人垣を作り、ロビーに出て来る旅行者を待ち構えていた。
彼はその真っ只中で立ち止まり、突然財布を取り出して中身を数えだしたのである。私は青くなった。身の安全を考えるのならしてはいけない事である。沢山の人が見ているのだ。
さて、この映画「ラブ・アクチュアリー」の冒頭とラストに、飛行場らしき所での沢山の抱擁シーンが映される。
沢山の人の前での抱擁。
それは、この映画では正しい道を歩んでいる者の証明として描かれている様だ。
一方、陰に隠れての不倫の恋の様なものは、大っぴらに出来ない。
しかし、隠そうとしても、いつか陰に隠れている事は光に照らされるのである。
聖書の言葉のような「陰に隠れている事は光に照らされる」、これがこの映画のモチーフの様な気がする。結婚式のビデオの秘密も、部下の恋も、夫の浮気も、首相の恋も、大統領の浮気心も・・・。
だからあのシーン。帰ってきた首相に報道陣が待ち構える中、真っ赤なコートの彼女が犬の様に飛びついて抱きつくシーンは、まったく正しいラストである。
映画は豪華な雰囲気をまとっていて、ぜひクリスマス・シーズンに観たかった。
佳作である。
追記 2022.11.1 ( お借りした画像は )
キーワード「クリスマス」でご縁がありました。パワーがあって、クリスマスの喜びがあふれる絵ですね。無加工です。ありがとうございました。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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