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マッチングアプリ見聞録②
マッチングアプリを初めてはや20日が経った。
前回、プロフィールへのアクセスすら無いと書いた。本当はオリジナリティを出したかったけれど、他の人の書き方を真似て改善することにした。
具体的には、自己紹介を
①趣味 ②性格 ③好きな食べ物
とカテゴライズし、箇条書きで並べるというものだ。
また、プロフィールの顔となる写真を一生懸命フォルダから発掘してきて、たくさん貼ってみた。
自分の興味があるものリストも運動、食べ物、映画、音楽、車…と思いつく限り並べた。
性格診断も受けまくり、判断基準を増やした。
その結果、僕のプロフィールはアプリ上で「100点」のスコアをつけた。
機械的100点vs人間的100点
てきなかったいいねも10日を過ぎる頃には、2、3倍はできるようになり、プロフィールへのアクセスは伸びてきた。しかし、相変わらず「いいね」は届かない。女性会員なら5〜600はざらな所、ゼロ。
僕のプロフィールは機械的には100点である。項目に不足はないはずだ。ということは、生身の人間が見た時に写真に映る容姿やプロフィールの内容が魅力的に感じないことになる。
日に日に「否定されてる感」は増し、すこし疲れてしまった。
そんな時、「マッチングしました!」という通知が来た。待望のいいねが返ってきたのだ。
一喜一憂するなかれ
メッセージ画面を開き、挨拶を送る。返信は早ければ早いほど良いらしい。
翌日返信が来た。最近の生活はどう?という話題なので会話が切れないように質問を続けながら、自分の話を織り交ぜる。しかし程なくして会話は途切れた。数日待っても質問への答えはない。
マッチングしたのだから会話を続けたいはず、という期待は打ち砕かれた。数ターンで人は、男は吟味され、容赦なく切られる。
課金していて切迫度の高い男性と、無料で好きに使え、いいねもたくさん来る女性は全く対等ではない。そこに原因を求めてしまうのは甘えだろうか。とにかく、アプリの残酷さをまざまざと見せつけられた。
アプリなんてあっていないのかな…
落ち込んだ心は「電話しません?」という返信によって一瞬にして吹き飛んだのである。
続く
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