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読書メモ「睡眠こそ最強の解決策である」

 単にたくさん寝よう、ということではなく、人間にとって睡眠とは何か、夢とは何か、どのような意味や効果があるのか、といったことを科学的な知見をもとに紹介しており、知的好奇心を刺激された。
 睡眠というシステムは、進化の結果完成したものすごいシステムであることがよくわかった。単に心身を休めるだけではなく、脳内の情報を整理して記憶を作っているという。そのため、よく寝た方が仕事も勉強もはかどる。もっと仕事や勉強をしようと、睡眠時間を削るのは、逆効果でしかないという。そして怖いことに、人を含めた生物は寝ないと死ぬ。睡眠不足だと早く死ぬ。それなのに、この100年、人は自ら睡眠を削って生活するという愚かな選択をしてきた。
 科学的な見地から、16時間起きて、8時間寝るのが望ましいとのことである。寝るだけでこんなに良いことがあるのなら、もう寝るしかない。

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