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【37話】スポーツ賭博②【まだ人間?】

-前回の続き-

意気揚々とちょっとしたスポーツ賭博の攻略法なんてのを語ろうと思ったけど、なんだか最近ありがたい事に付き合いのある身内もたくさん見てくれていて、何処に迷惑をかける事になるかわからないので、書くのをやめる。


一個だけ言えるのは、ベットするチームが決まっている人は、ハンデの取り扱いに気を付けた方が良い。


例えば熱狂的な阪神ファンの人が居て、F〇CK巨人の精神で巨人戦の時だけは阪神に勝負ベットをしてテレビに噛り付く人が居たとする。



その傾向がわかると、悪い胴元は巨人のハンデを重くする、いわゆる「改造ハンデ」というのを送ってくる可能性がある。


こうなると打ち手の勝率はどんどん悪くなり、エッジ以上のマイナスゲームを強いられる事になる。


ちなみにスポーツ賭博のハウスエッジ(控除率)は、勝った時の10%なので、ハンデが適正だとして勝率が50%だった時は、総ベット額の5%、更に分勝ち、分負けがあるので、正確にはそれ以下となる。


千円単位で受けてくれる胴元は見たこと無いが、1万円程度から、大した控除率も無いのに、試合終了まで楽しめるギャンブルなので、意外と打ち手に親切な設定だ。


あくまでも信用で成り立つ(国内では違法と念を押すが)ギャンブルなので、トラブルもよく聞くとは言え、例えば同じ1万円で遊ぶギャンブルなら、濃密な時間を長く過ごせる分かなりリーズナブルだと個人的に思う。


打ち手と胴元の信頼関係と、胴元同士の繋がりが、金で顔を叩く殺し合いにならない限りは、とても社交性の高い高貴なギャンブルだ。


元々は不良のシノギとして、海外ブックメーカーも無い時代に、関東と関西にそれぞれ「ハンデ師」と呼ばれる人間が居て、有償でハンデを提供していたと言われている。


現在では俺のような素人でも、自分の所に回って来たハンデを、海外ブックメーカー3社を参照し、ハンデ1コマのズレを30分割して自動計算し、正確なハンデを算出するシステムを自作した。

※結局計算に慣れて暗算で算出できるようになってしまったが...


取り扱いは多種に渡り、野球サッカーに限らず、バスケ、フットボール、ゴルフ、相撲、シーズンによっては高校甲子園まで。過去には格闘ゲームの世界大会なんてのも取り扱った事がある。


そしてもちろん年末の締めくくりはこれ


締め切り17時
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[紅白歌合戦]
紅組<0>
白組
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-続く-

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