#1 「姫子のボードゲーム」 ─ 女子高生ボドゲ起業小説 ─
「きっききき、起業ぉおお?」
「うん、会社作ろうと思って……」
「なんでまた一体……大学は行かないの? 姫子って志望校受かっていたよね?」
「……親に話したら、大学の入学金を出さないって言われまして……」
「えぇええええ」
「そのぉ……私が株式会社をつくるっていったら……じゃ、大学どころじゃないよね?って」
「さすが姫子のご両親……」
私の名前は水城姫子、18才で今年の3月で高校を卒業する予定の女子高生だ。私はよく突拍子もない行動で目の前の幼馴染を驚かせ続けていた。
「ねぇ、