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たかが4歳、されど4歳。娘から学ぶ気遣いのカタチ。

こんにちは。フリーライターのaoyamaです。
最近、4歳の娘の行動に驚かされることが多くなりました。
今回はその中のエピソードを1つご紹介します。

4歳だから?女の子だから?


娘は言葉を話せるようになった頃からとてもおしゃべりで、
覚えたことはとりあえず口に出す子だった。

元をたどればちゃんと言葉にならない頃から、
あーあー、うーあーと、意思表示をすることが多かった。

3歳頃からは夫婦の会話に同じテンションで入ってくるようになり、
今では一丁前に意見をしてくる。

「女の子は成長が早い」からなのか、「4歳はみんなそんなもの」なのか。
あまり比較対象がいないので正直分からない。

空気を読む

ここ最近驚いた出来事がある。「他者を尊重しつつ自分の意見を通す」という、コミュニケーションにおける難関をクリアしたのだ。

飲食店に行くと、お会計の際子供に「どうぞ」とラムネをくれた。
あっ…と思う私。娘はクッピーラムネが嫌いなのだ。
たくさんのクッピーラムネが入ったかごを差し出してくれる、優しい店員さん。
「実は苦手で…」と断ろうとしたとき、
「えーー!うれしいー!」と1つ手に取った娘。
あれ?嫌いじゃなかった…?と思いながら、会計を済ませて外に出た。
「さっきもらったラムネ、嫌いじゃなかったっけ?」と聞いてみた。
「うん、好きじゃないからパパにあげた!」
娘がつかんだはずのラムネはすでに、夫のポケットに入れられていた。
(正式には押し込まれたらしい。)
「『これ好きじゃないんだよねー』って俺にくれたよ。」と夫。

わたしは衝撃だった。
この年なら、「これ好きじゃない!」って店員さんに言わないか??
それが、一旦めちゃくちゃ喜んで受け取って、見えないところで食べれる人にあげている。
なんだろう、この世渡り。断ったら店員さんが嫌かな…とか、想像つくの?

たかが4歳、されど4歳。
いろんなことを見ているし、いろんなことを感じているのだろうと思った。

それでいいのか?


けれど、後々このやり方は合っているのか?と考えた。
好きではないならば、好きじゃない、いらない、と言ってもいいのではないか。
それを言わないのは遠慮なのか?それともなにも考えずにやったことなのか?
気持ちを読みすぎているとしたら、それはストレスにならないのか?


子育てを始めると、考えさせられることが多い。
「昨日は●●ちゃんと遊んだけど、今日はおままごとに入れてくれなかった。」
「●●ちゃんと遊びたいのに、●●ちゃんに誘われたから断った。」
こんな会話でも、
断られちゃったのか…と私もちょっとへこむし、反対に断られた子は嫌じゃなかったかな…と、考えたりもする。
「次はみんなで一緒に遊んだらいいんじゃない?」という、当たり障りのないアドバイスが良いのかどうかも分からない。
今はきっと色んなことを経験して、気持ちを伝えたり理解したりすることを
勉強しているのだろう。

大人だって、人間関係は難しい。


夫は娘を見ていて、
「俺より世渡りうまいと思う。」とよく言っている。
会社や仕事でも、コミュニケーションは切り離せない。

まだスタートを切ったばかりの娘の人生。
口を出し過ぎず、尊重して付き合っていきたい。

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