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あおヤギ🐐さんからの手紙 #27 孤独孤立は大きな社会課題。この問題を正面から提起する。

こんにちは。
衆議院議員のあおやぎ陽一郎です。
新緑の香りがすがすがしい季節になりました。みなさまお元気ですか? 
あおヤギ🐐さんからのお手紙を届けます。

統一地方選挙を終えて

統一地方選挙の様子

党神奈川県連代表として初めて臨んだ統一地方選挙、衆参補欠選挙が終わりました。

党勢拡大を目指し候補者を積極的に擁立し、生活者の視点、働く者の立場で「少子化対策」「地域医療・健康長寿」「地域経済の活性化」を政策の柱に、すべての候補者が声を枯らし全員当選に向け一丸となって戦いました。

選挙期間中は「政治を変えて欲しい」という多くの声が寄せられる毎日でした。

全国5か所で実施された衆参補欠選挙で立憲民主党に厳しい結果がでる中、神奈川県では何とか議席を増やすことができました。

選挙は熱量。

候補者の強い志と想いが有権者の心に届いたと信じています。

特に後半戦は女性候補者全員当選という快挙を達成するなど成果もありました。

前半戦は現有61議席のところ78人の候補者を擁立し63人 当選で 2 人増、後半戦は現有15議席のところ20人の候補者を擁立し16人当選で1人増、トータル現有76議席のところ98人擁立し79人当選で3人増、当選率は80%を超え、一定の信任を得ることができました。

ただし、党のおかれている現状は大変厳しいと受け止めています。

しかし、これからも選挙で議席をいただいたものの責任として国民の皆様の声に応える活動をしてまいります。

神奈川6区(保土ケ谷区・旭区)選挙結果報告

タウンニュース(保土ケ谷・旭区版)より抜粋。

地元、神奈川六区では、旭区 大岩まさかず横浜市議会議員、須田こうへい神奈川県議会議員がともにトップ当選!

保土ケ谷区 森ひろたか横浜市議会議員がトップ当選!もちづき聖子神奈川県議会議員が2位当選となり、地元で一定の信任をいただきました。

地元の皆さまの期待に応えられるよう国・県・市連携して様々な課題に向き合っていきます。

新法 孤独孤立対策推進法が衆議院で可決

内閣委員会での質疑の様子

津久井やまゆり園事件の植松さとし死刑囚と面会し、手紙を交換してきたことで知られ、朝日新聞や神奈川新聞にも連載をお持ちの和光大学名誉教授の最首悟先生とお会いする機会がありました。

社会学者であり思想家でもある最首先生は、日本語にしかない言葉として「居る」「甘える」があり、この視点が孤独孤立問題を考えるうえで必要と説いています。

自分の居場所がない、甘えることができる存在がない、頼り頼られる関係がない、これが孤独であり、自己責任、自立を促しすぎるとその状態に追い込み、居場所をなくすことになる。

それが少子化を加速させる、最首先生の言葉です。

この10年に及ぶ自民党の政治は、まさに自己責任を声高に叫び増長させてきました。その結果が、出生率1.3%、新生児80万人割れ、一人当たりGDPの低下です。

人間関係の土台は、頼り頼られる一つの存在、これが基盤です。私は、ともに支えあう温かい社会、居場所のある社会をつくっていきたい。と想います。

そうしたなか、衆議院内閣委員会では新法である孤独孤立対策推進法の審査が終わり、衆議院で可決となりました。
私ももちろん賛成しました。

孤独孤立問題は、社会のあらゆる層、あらゆる分野、多くの事案にかかわり影響を及ぼす重要な課題でありながら、一方で政治課題としては個人の内心でもあり、法律として扱いにくいという側面もありました。

しかし、この問題を放置せず、正面から提起して、孤独孤立問題を社会に周知していくことの大切さ、これが国会の議論を通じて、私自身も大変理解が深まりました。

国会の審議では、言葉の定義、自殺対策や引きこもり問題(自殺者の7割が男性)、特にコロナ後の子ども・若者の自殺増加(過去最多500人越)、貧困や経済対策、NPO支援、外国人、在外公館、自治体の取り組みなど、多岐にわたり質疑が行われました。

私も質疑に立ちました。
参考人質疑では、24歳でNPOを運営し、メディアでも活躍する大空幸星さんの説得力あるプレゼンに脱帽。

本庄さとし衆議院議員、大空幸星氏とのお写真

法案審査では小倉大臣と議論。今後参議院の審査を経て施行となります。

動画で質疑を視聴することができます。
是非ご覧ください。

日本は自殺者数が多い国。

孤独孤立対策はあらゆる世代、あらゆる層にさまざまな負の影響を与える大きな課題。
この問題を正面から提起した意味と意義は大きいと思います。

今後の運用にも心を入れて取り組みます。

それではまたお手紙します。

衆議院議員 あおやぎ陽一郎