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[商品パッケージの配色分析2]他の追随を許さない唯一無二のブランド

SK-Ⅱ 
使ったことがある人もない人も、テレビを見ていればご存知の方も多いでしょう。

桃井香織や綾瀬はるかといった美肌女優がCMを飾るブランドです。


大人女性の美しさを支える基礎化粧品として、CMの雰囲気からして若い子が手軽に買えるイメージはありません。

実際、商品の価格も高価格帯といわれる部類に入ります。



SK-Ⅱを見て思うのが、基礎化粧品にしては珍しい赤のブランドカラー。

徹底した赤と白のブランドイメージで、高級基礎化粧品の地位を築いています。

赤は使い方を一歩間違えると、高級に振りにくい色。

「SALE」の文字にあるように人の衝動を促す赤。

安さを表す色ではありませんが、化粧品市場で高級商品には使われにくい色です。


そこに切り込んでいったのが、SK-Ⅱのブランド戦略であり、唯一無二の存在たらしめているものだと思います。


赤は赤でも、ほんのり暗さのある赤がミソ。

暗さのがあると落ち着きを感じますし、対象年齢も少し上がります。

大人の女の余裕を感じる色みに。

赤と白以外に余計な色がないのも、カラー戦略のなせる技。

白地に赤は視認性(見やすさ)が高く、情報伝達力が高い配色です。


「クリアな素肌」を届ける

アピールしたいことが配色だけで明確になっていますね。


価格が高いので、憧れはあって使ってみたいけど購入をためらう

その消費者心理を後押しし、「購入」の行動を起こさせるための赤なのかもしれませんね。


世に出回っている製品の色を見るだけで、想像が掻き立てられて飽きません。

noteではカラーマーケティングの視点で商品解説の記事も書いていきたいなと考えています。

今後もどうぞお付き合いくださいね。


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