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「村上隆 もののけ 京都」展レビュー

京都市の京セラ美術館で開催中の「村上隆 もののけ 京都」展
平日の昼間を狙って行ってきました。

村上隆さんの公の日本の美術館での展覧会は23年ぶりだとか。

展覧会名に「京都」とついているので、他県での巡回はなし??

京都でこのような大規模展が開催されたことうれしい限りです。
つたないながらも展覧会レビューを記録しておきますね。


カラフルはパワフル

色に興味がある私としては、作品から感じたのは「カラフルなパワー」

ポップでパンチがあって、原色がメインの印象です。
大がかりな作品が多く、カラフルな世界にどっぷりと浸れました。

原色ってエネルギーが強いし、長時間観ていると疲れる色です。

でも村上作品にはギラギラ感とかいやらしさがなくて。

独特の毒々しさとカワイイが共存している不思議な世界観。
(この毒々しさも気持ち悪くないんですよね)

こんな壁一面の作品も家に飾ってみたいなーなんて。

展覧会って集中してみるとそれなりに神経と体力を消耗するのですが、村上隆エネルギーと色のエネルギーを全身に感じて、パワーチャージができました。

カラフルな色ってパワフル!

アート鑑賞ってそうよね!

アート・芸術のことを詳しく語れる人間ではありませんが、漠然と感じていることがあって。

それを村上隆さんが言語化してくれていました。

芸術の鑑賞というのは反芻して行うことだと思います。
誰でもその場で簡単に理解し、すぐにわかったような気持ちになれるようなエンターテイメントではありません。
なので、今回こういった展覧会の、特殊な形式を感じていただいて、一体芸術とは何なんだろう、日本において、芸術ってどんな意味があるのだろう、ということを改めて考えていただけるとありがたいと思います。

上記の文章はこちらから引用

『芸術の鑑賞というのは反芻して行う』
→こうして記事にするのも、情報の発信というより、私自身の記憶の反芻であり、芸術を再び味わう時間になっています。

鑑賞時に気づかなかったことに気づいたり、言語化することで未消化だった芸術を自分なりに消化したり。

『すぐにわかったような気持ちになれるようなエンターテイメントではありません。』
→正直、芸術はよくわからないものもたくさんあります。

アート鑑賞は私にとってエンターテインメントのひとつですが、わかった気にならなくてもいい、わからないからこそ右脳・左脳を働かせて噛みしめるのが芸術なのかなと。

妙に納得した一文でした。

作品一部紹介

本展覧会は写真撮影がOKでした。

実物を観るより撮影に意識がとられないようにと思いながらも、つい撮ってしまいますね。

これから展覧会に行こうと思う方にとってはネタバレになりますので、どうぞスルーしてください。

ぜひ実物から本物の迫力に触れてくださいね。

入場しなくても観られるモニュメント。黄金に輝く像の存在感といったら
会場入ってすぐの作品。これから先が長いのについ撮ってしまいます
個人的に好きな色と柄。家に飾りたい
暗室の部屋で。青龍。「青くないやん」写真を見た娘からの一言に返答できず
これ撮っている人少なかったなー。ただただカラフルでかわいいなと
京都だからこそのオリジナル。五山の送り火。夏に飾りたい。
京都だからこそのオリジナル。舞妓さん。かわいい!

<おまけ>
展覧会グッズのステッカー
今赤が気になっているので、おとなしいベージュの手帳にドーーンと貼ってみました。

展覧会のことを思い出したり、パワーをもらったり


展覧会グッズは必ずポストカードを買っています。

かわいい作品が多かったので、ポストカード選びはさぞ迷うだろうと楽しみにしていましたが…

思ったよりポストカード化されている作品が少なくて、ちょっと残念。(そして少し割高)

展覧会情報

「村上隆 もののけ 京都」
会場 : 京都市京セラ美術館
会期 : 2024年9月1日まで

3月半ばに観覧した際、まだ未完成の作品も多く、完成次第作品が展示されていきます。

初夏や真夏に観に行けば、また新しい作品と出会える生きた展覧会。芸術を反芻できるよいチャンスです。

けれど、会期終了間際は混雑が予想されます。

展覧会終了までまだ期間がありますので、お早めの観覧がおすすめ。

平日なら他の人を気にせず写真も撮れてゆっくり鑑賞できますよ。


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