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白衣はもう「白」衣ではない 色彩心理と医療の関係

30歳で歯を銀歯にされてから(虫歯を見落とされた)、歯医者の定期健診だけは自主的に行くようにしています。

市内ではわりと新しめの歯医者に行っていて、院長先生もまだお若そう。

若いせいか分かりませんが、スタッフのユニフォームの色が自由で。歯医者さんも歯科衛生士さんもそれぞれ違う色を着ていらっしゃいます。

診察されながらユニフォームを眺めていたら、腕のところに「パントン社」のマークがついていました。

パントンカラーとのコラボ商品なのね!

パントン(パントーン)社はのパントン・マッチング・システム(Pantone Matching System、略称 PMS)は国際的に使用されている色見本帳のひとつで、日本では通称「パントン」または「パントーン」とも呼ばれ、DICと同様にグラフィックデザイン、印刷、マルチメディア、Web、プロダクトデザインの制作・製造工程においての色指定に使用されている。グラフィックデザインや印刷、テキスタイル、プラスチックなどの業界で事実上の標準である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

調べてみたら、全31色カラー展開されているみたいです。

白衣はもう「白」衣ではない。

最近、病院でも白を着ているのはお医者さんくらいで、看護師さんが白を着ているのは少ない気がします。

色によって医療現場の快適性が向上するなら喜ばしいことです。


白は清潔感を表す色ながら、人に緊張感を与える色。

ただでさえ患者は心身共に弱った状態なので、緊張させる白は不向きだったのかもしれません。

(白衣をみると患者の血圧が上がるという実験データもあります)


では白でなければ何でも良いかというと、色それぞれには意味がありますので、そこも十分に考慮してほしいところです。

先の歯医者では、担当してくださった歯科衛生士さんが濃い紫を着ていらっしゃいました。

色としてはおしゃれでかっこいいです。

でも、ちょっと恐怖心をあおるなと思ったんです。


紫は、個性・ミステリアス・芸術性の意味がある反面、不吉と感じる色でもあります。(魔女などの連想から)

歯茎が青紫に腫れた色も連想しちゃって。

歯医者ってただでさえ怖い空間じゃないですか。

今回は治療もないし、痛いことはされないと分かっていても、椅子にすわるとちょっとドキドキ。

口内を触られ、磨かれたり削られたり…
キーンという音も嫌ですよね。

この心理状況で、紫はあまり合わない気がするなと思った次第です。(リアルな患者目線)


なんでもカラフルにすればいいというものでもなく、〇色が一番いいってものでもなく、使う先と色彩心理のすり合わせが大切です。

ついでにいうと、衣服なのでパーソナルカラーも大いに関わってきますしね。

スタッフも患者も心地よい色使い
医療現場で浸透してほしいです。


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