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観られるのはあとここだけ!誕生65周年記念「ミッフィー展」

2020年に誕生65周年になった、うさぎのミッフィー。

65周年を記念した展覧会が、昨年から全国で開催されてきました。

現在の開催地は名古屋。

この会場が、ミッフィー展最後の開催地です。

名古屋に出る予定ができたので(筆者は京都在住)、スキマ時間に観覧することができました。

ミッフィー大好き♡でもなかったのに、観ているうちに、作者ブルーナさんの世界観にどっぷり浸ってメロメロ。


私はカラーの専門家ではありますが、展覧会鑑賞は趣味です。

専門家がおすすめする…
みたいな大層なことではなく、いち個人のおすすめとして、【ミッフィー展の見どころ】を3つご紹介しますね。


(1)注目ポイント

ディック・ブルーナさんといえば、「ブルーナ・カラー」といわれる6色。

赤、黄色、緑、青の4色に
茶色とグレーを合わせた6色です。

赤、黄色、緑、青は色彩学の専門用語で、「心理四原色」といいます。

多くの人がイメージできる基本の4色です。

それを使うことで、誰もが分かりやすく、誰もが受け入れられやすくなるんですね。


ミッフィーが世界中で愛される理由のひとつは、このカラーチョイスにもあるでしょう。


たった6色しかないので、絵本を作るときは簡単に色選びができそうなものですが。

ブルーナさんは最適な配色になるように、着色する前に、何度も色紙で色合わせをしていたんですって。

感情を表せているか
デザインとして美しいか
を追求するために。

たしかにミッフィー達の表情は大きく変わらないのに、嬉しそう、悲しそう、寂しそう、全部分かりますよね。

デザインとして洗練されているのもお分かりの通り。

6色でそこまで表現できるなんて!

ブルーナさんのこだわりとデザイナー魂を直に感じられたようで、心が揺さぶられました。


(2)感動ポイント

展示の最後のコーナーなんですが、「ブルーナさんと日本人との交流」が印象的でした。

今は亡き、さくらももこさんもミッフィーの大ファンだったとか。

ブルーナさんがさくらさんに贈った絵
さくらさんの直筆の絵や歌詞
など展示されています。

まる子世代としては、ここでまるちゃんに逢えるなんて!という気持ちです。

何だか観ていると、じ〜んときました。

他にも、この絵本知ってる!の有名作家さん達の、ミッフィーとの物語も見ものです。


(3)おすすめポイント

展覧会好きにとっては、ミュージアムショップを見るのもお楽しみのひとつ。

展覧会によっては、たったこれだけ?とガッカリする品ぞろえの時もありますが、ミッフィー展は大当たり。

展覧会限定品が多く、何よりミッフィーが可愛い!
グッズにぴったりのキャラクターですよね。

ディズニーランドに行って、ついついお土産をたくさん買ってしまう時の心境と同じに。

「限定」ってつくと弱いですからねぇ…


自分用に、こども用に、友達用に
図録も欲しいな

なんてポイポイお買い物カゴに入れて、会計してビックリ!

いやぁそんなに買ってましたっけ…(-.-;)

購入した物の一部(展覧会限定品)

見事にミッフィーマジックにかかりましたが、良き想い出です。


会場は、松坂屋名古屋店の南館7階、松坂屋美術館です。

会期は、2022年1月16日(日)まで。

年末年始を挟みますが、1月1日のみ休館。

作品は多すぎず、でも内容の濃い展覧会です。


冬休み中にご覧になるか(きっとそこそこの混雑が予想されます)、冬休み明けの平日を狙うか。

お近くの方はぜひご覧になってみてくださいね。

小さいお子さんとも楽しめる展覧会ですよ。

展覧会公式サイトはこちら


青柳彩子のプロフィールはこちらをご覧ください

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