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人の前に出る人の心構え
今、「カラーリスト向け企業研修講師になるための実践講座」を開催しています。
開講するにあたって、改めて人前に出ることについて考えていたところ、こんな本に出会いました。
『人の前に出る仕事の人へ』
加藤昌史著
ぴあ株式会社 発行
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講座のネタにと読み始めましたが、自分に刺る言葉がいくつもあって。
グサッときた言葉をここでご紹介しますね。
「常に上機嫌であれ」
体調が悪くても、イヤなことがあっても、人と対するときは常に上機嫌で。
たいへんのように見えて、やってみようと努力してみると、自分の心も軽くなっていることに気づいて驚きます。
人前に立つとき不機嫌なまま出ることはありませんが、ちょっと嫌なことがあったとか、疲れているとか人間ですからありますよね。
そういったプライベートな感情は出さないように気をつけています。
でも「上機嫌」かというと、、、。
表に立つならいつのときも上機嫌でいられるようにと襟を正しました。
頑張りたければ、「寝て」「食べて」から。
睡眠と食事と運動の時間を引いた部分の時間の無駄を排除して、できた時間にいかに集中するか。
寝てない・食べてないは頑張り失格。
太字の部分がズシーーーーっと。
一番集中できるのが夜中で、つい睡眠を削ってしまって。
夜に仕事がはかどるとハイ状態になって、やった感で満たされるんですよね。
深夜ハイ中毒は良くないですね。
間違いなく翌日に響くし。
体にも良くない。
夜型スタイルをどう変えるか今の課題。
食のほうは抜くことはないけど、とりあえず満たせばよい状態なので、こちらも考えものです。
聞いていない人がいるのが当たり前。
「100のうち5くらい受け取ってくれたらラッキー」くらいの心持で
「努力対効果」を求めずどうぞ。
熱っぽく話したことは全部受け取ってもらえるような気になるんですよね。
どんなに熱心に聴いてもらっても、100%は伝わらない。
5%とはいいませんが、70%伝われば上出来だといつも思っています。
人柄とは、こぼれ落ちるもの。
誠実に丁寧に気持ちを込めた言葉で話してくださる方の話を聞いていると
聞いている側がそのこぼれ落ちたものを拾おうと懸命になります。
へりくだりすぎず、しかし謙虚に
全身全霊で気持ちを伝えましょう。
人柄はこぼれ落ちる。
はじめて目にした表現で、なるほどそうだなと。
こぼれ落ちるくらい全身全霊で伝えられる人になりたいです。
へりくだりすぎず謙虚に
の度合いも実は難しいところ。
「上」ではなく「前」。
仕事上で「長」が付く肩書きとか「先生」とか呼ばれるようになっても人より「上」になったわけじゃありません。
集団内の業務の分担上「前」に出ているだけのこと。
むしろもっと多くの人を支える「下」の立場になったことを重く受け止めて
それまで以上に勉強と行動を。
人前に立つことは「上」とは思いませんが、何となく上にいるような感覚に陥ってしまいます。
「前」という表現がいいなと。
多くの人を支える「下」の気持ちで、ふんばる力(知識や経験など)をもっともっと身に着けたいです。
「べき」を安易に使わない。
「断定調」は人の心を引きつけやすい分反感も買いやすいので
「事実」以外の「私見」の表現のしかたを何通りか用意しておきましょ。
「べき」の他に、「普通は」とか「当たり前」という表現も避けたい。
文章なら書いた後に訂正できますが、口頭でつい言ってしまわないように。
常日頃からこれらの言葉は使わないように気をつけています。
(でも言っちゃってるかもなー)
顔を見せる、そして視る。
人の前で話をする時は、出ていったらまず何も言わずにみんなの顔を見て自分の顔をみんなに見せましょう。
それから、ごあいさつ。
特に初対面の皆さんの前では「視覚→聴覚」の順番で慣れていただくのです。
はじめての場所、はじめての聴衆
何回やってもはじめて人前に出るときは緊張します。
たった数秒でもじっと顔を見られる瞬間は、「あー---」って叫びたいくらい恥ずかしい。
深層心理に良く見せたい思いがあるのかな。
この感情、いつになったら打破できるのだろうか。
人間関係を「渦」にする。
人間関係というのは一対一、一対多、多対多の直線的なベクトルのように見えて実は「渦」だと思っています。
自分だけが騒いでいても点のまま。届くように伝え、伝わったことが並みのように響きうずになっていったら素敵なこと。
人前に立つことに限らず、人と自分とで渦を作っていきたい。
自分から渦巻きが広がっていくような人間関係を構築できたらいいな。
理想のあり方を考えるきっかけになりました。
長文をここまでご覧いただきありがとうございます。
8つのキーワードをご紹介しましたが、本文では全部で75のメッセージが書いてあります。
サクッと読めますので、気になるワードがありましたら手に取ってみてくださいね。
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