見出し画像

山本太郎の胡散臭い理由

東日本大震災より9年を迎えた。れいわ新選組代表、山本太郎が談話を発表した。

冒頭「改めまして、衷心より哀悼の意を表します。」
(2020.3.11 山本太郎 代表談話 「東日本大震災から9年を迎えるにあたって」)

としながらも、

『自ら農地で被曝しながら生産活動を続ける生産者の方々』
(2020.3.11 山本太郎 代表談話 「東日本大震災から9年を迎えるにあたって」)

と、揶揄する始末。
あたかも被災地の農家が被曝しているかのように、そしてその農産物が被曝しているかのように。これは風評被害以外の何物でもない。
被災地の農家の気持ちを踏みにじる行為ではないのか。
〈食べて応援しよう〉といったキャンペーンがあることを知らないのか。
弱者の味方と言いながら、弱者を見下す。これがれいわ新選組・山本太郎だ。

れいわ新選組の綱領には

『日本を守る、とはあなたを守ることから始まる。』
『何度でもやり直せる社会を構築する』
(れいわ新選組 「綱領」)

と記載がある。守るどころか被災から立ち直ろうとする人たちを潰そうとしていると言っても過言ではない。

山本太郎は、自分が「絶対的正義」だと疑わない独善性と、政府の言うことはすべてウソという「絶対悪」をつくっている。善悪二元論的に述べるのがあまりに胡散臭い。
この究極が、「本当のことを言って何か不都合でも?」というフレーズである。このフレーズに吐き気するくらい気持ち悪い。なぜか。上述の通り、「絶対的正義」の自分が、常にウソをつく政府に「本当のこと(かどうか不明)を言ってやる」という独善性が垣間見えるからだ。

自覚のない独善性ほど、胡散臭いものはない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?