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れいわ新選組とくしぶち万里の「利害関係」

2月17日れいわ新選組より公認された、くしぶち万里という候補者がいる。
れいわ新選組ホームページ

どこかで見たことがあると思ったら2009年衆院選で、民主党の風に乗って、東京23区から当選したが、2012年、2014年と落選し、2017年には希望の党から出馬し、落選した政治家だ。
くしぶち万里がれいわ新選組から公認を受けることに、違和感があった。
それは政策が真逆の者同志だからだ。
くしぶち万里と山本太郎(れいわ新選組)の政策を見てみよう。
直近の選挙での毎日新聞候補者アンケートで比較する。

2017衆院選の毎日新聞「くしぶち万里」候補者アンケート
憲法改正:賛成
憲法9条の改正:改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべき
緊急事態条項:無回答
原発は日本に必要か:当面は必要だが、将来的に廃止
政府と沖縄県の対立について:政府と沖縄県が譲歩すべき
毎日新聞 2017衆院選候補者アンケート

2019年参院選の毎日新聞「山本太郎」候補者アンケート
憲法改正:反対
憲法9条の改正:改正には反対
原発は日本に必要か:必要ない
政府と沖縄県の対立について:政府は埋め立て工事を即中止すべき
毎日新聞 2019参院選候補者アンケート

緊急事態条項について、山本太郎(れいわ新選組)は反対しているのは政策を見れば明らか。

くしぶち万里の意見と山本太郎の意見は真逆である。
しかも山本太郎は「現行憲法を守らずに変えようとする人間たちは信用するな、怪しいと思え」とまで言っている。
東京新聞「憲法変えようとする人 怪しいと思え れいわ・山本代表インタビュー」より)
このことから、山本太郎はくしぶち万里のような政治家を嫌うはず。

なぜれいわ新選組が党の政策と食い違う候補者を公認したのか。
くしぶち万里はなぜ、こんなにも政策の違いがあるれいわ新選組で公認を受けたのか?
れいわ新選組にとってみれば、元衆院議員となれば知名度があり、自党にとって有利に働くとの思惑があるに違いない。
くしぶち万里にとってみれば、次期衆院選で躍進する可能性がある党で出馬すれば当選できるという思惑があるに違いない。

両者の「利害関係」で成り立った公認といえよう。
「利害関係」といえば、れいわ新選組が一番嫌うフレーズ。

これでもあなたはれいわ新選組を応援しますか?

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