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ポンコツの世界で夢見る人形たち

『ジャンク・ヘッド』

これはストップモーション・アニメの傑作!。人形をコマ撮りしてアニメにした監督一人で何でも出来るが7年の歳月が必要だったと。原作はジュール・ヴェルヌ『地底旅行』だろう。スチーム(蒸気)パンクと呼ばれているものだ。近未来SF(サイバーパンク)と産業革命の未来の夢が詰まっている。


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人間の脳(意識)がロボットの身体に宿る人造人間。そして、地球の地下深く探検する。人類が生み出してしまった環境破壊やウイルス感染による遺伝子崩壊の地下世界(深層世界)が舞台。人類が生み出してしまったモンスターたちを調査する。天上からやってきた彼(ロボット人間)は落下の過程で身体がバラバラになり頭(意識)だけが生存した。地下住人らの手によってロボットと再生された彼をモンスター・ハンターの仲間は神と呼ぶ。彼が出会う数々のモンスターと奇妙な人間(地下で変異した)たちの出会いと交流。

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どこか昔懐かしさもあるような人情(人形)劇が繰り広げられるのがツボだ。映画が誕生した初期の制作基本にそって手作りでいろいろアイデア勝負でというような「映画魂」が感じられる作品である。

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