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この国葬の規模が日本の今の状態か?

『国葬の日』(2023年/ 日本/88分)【監督】大島新


解説
「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」などの大島新監督が、安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。

世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の10都市で取材を敢行し、国葬や安倍元首相という人物について、人々のリアルな思いを映し出す。

観察映画というのだろうか?セルゲイ・ロズニツァ『国葬』というスターリンの国葬の観察映画があったが、そんな感じの映画を想像したが、ちょっと期待外れだった。盛り上がりに欠るというかみみっちいなあという感じ。昭和天皇の時も賛否両論あったがあのときはなんだかんだ言っても豪華だった。国葬の日にデモをやるなんて恥ずかしいと言っていたが、国葬の規模が恥ずかしいような(外国から見て、その前にエリザベス女王の国葬とか出ていた人は規模の小ささに驚いたんじゃないのか?)。それだけの国だったというか、そういう国にしたのが元総理だから仕方がないのか?

ほとんど無関心というか、そう仕向けたのも元総理なんじゃないのか?面白かったところは、足立正生が『REVOLUTION+1』の公開を国葬の日にぶつけてきたところかな。そこだけ議論が熱かった。


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