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音楽とダンスと薬にのめり込むヤンキー映画か

『ノーザン・ソウル』(イギリス/2014)監督エレイン・コンスタンティン 出演エリオット・ジェームズ・ラングリッジ/ジョシュ・ホワイトハウス/スティーブ・クーガン

出口の無い経済の低迷が続く 1974 年、イングランド北部の町バーンズワース。高校生のジョンは、学校にも家庭にも居場所がなく、退屈な毎日にうんざりしていた。唯一の慰めは、気の合う祖父と過ごす時間と、可愛い黒人の看護師を毎朝バスで見かける事だけ。ある日、両親に勧められ気乗りしないまま行ったユースクラブで、ソウル・ミュージックに合わせて激しく踊る青年マットに出会う。初めて聴く音楽と軽快なダンス。ジョンにとって新たな世界が扉を開けた瞬間だった。マットが傾倒する“ノーザン・ソウル”に、ジョンも次第にのめり込んでいく。高校をドロップアウトし、家も出たジョンは、マットとコンビを組みノーザン・ソウルDJとしての活動を始める。やがてナンバーワンDJになるため、新たなレコードを探しにマットと共にアメリカへ行くことを夢見るようになるのだが…。

Amazon Prime Videoで。ドロップアウトしていく底辺高校生の夢は、アメリカに行ってチェス・レコードを買いまくること。イギリス版『サタディー・ナイト・フィーバー』か?イケてない高校生がある日ダンスフロアーで、「ノーザン・ソウル」で踊る青年と知り合い、どんどん音楽とダンスにのめり込んでいく。初期のDJスタイル。

「ノーザン・ソウル」というジャンルは知らなかった。ディスコ以前に60年代後半にイギリスで流行ったソウル・ミュージック。主にチェス・レコードから出ていたソウル・ミュージックでアメリカのレコードが貴重で手に入りにくかった時代。まだ洗練されていないがリズムはアップテンポでダンス・ミュージックとして流行っていた。

日本でジャズレコードが高い時代にブルーノート・レコードとかを集める感じなのか。「ノーザン・ソウル」の良さがわからなかったが踊れる音楽ということか。あとドラッグ文化。不良文化。ヤンキー映画かもしれない。

薬をやりすぎて仲間を交通事故でなくす。その後にガールフレンド(黒人、アメリカに帰還した米兵が父親)とのセックスでどうでも良くなる。最後は、反抗的な落書きで終わるのだが、ヤンキー映画じゃんと思った。ブルース・リーに見立てたダンス・シーンが見どころか。

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