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レア・セドゥのエロが見られて良かったのか?

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(2022年/カナダ・ギリシャ)監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ 出演:ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート

“痛み”の消えた世界を描く 鬼才の奇想が炸裂する怪作
遠くない未来。人類は自ら生みだした過酷な環境に適応するため、生物学的変化を遂げつつあった。体内で新たな内臓を作り出し、公開の場で摘出するパフォーマンスを繰り返す男を主人公にした、終末観あふれるSF映画。鬼才クローネンバーグの奇想が生みだした怪作。

クローネンバーグはそれほど好きな監督でもないのだが話題作だと言われると観たいとおもってしまう。原作ものの映画化は正直がっかりするのが多いのだが、この映画はオリジナル脚本かな、SFホラー的で今風。最初の虫のゆりかごがカフカ『変身』の世界のようで面白かった。

ただ身体にメスを入れるシーンとか苦手だ。管で繋がれていたり内視鏡での手術のシーンとか現代医療を芸術として魅せているようで、その手の映像が好きな人はいいのかも。なんか気胸でドレーン手術をしたときのことを思い出した。

そういう実体験があるのだろうか?そういう医療リアリティはあると思う。ただそれを芸術的な域に達しているかと言うと映画だった。ストーリーはよくわからん。特殊体質の男が組織(政府系)から命を狙われるという感じか。

レア・セドゥがこういう映画にも出るのかと思った。彼女目当てのところもあったのだが。フランスの女優は惜しみなくエロを与えてくれる、ただそれだけのような気もするが。


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